ラフマニノフと言えば、フィギュアスケートの浅田真央さんがフリープログラムで使っている「ピアノ協奏曲第2番」がよく知られています。
実にいい曲です。
ラフマニノフ(1873~1943)は、ロシアのの作曲家で、自身もピアニストでした。
演奏した音源もたくさん残っていて、私もいくつか持っています。
ショパンやチャイコフスキーの流れをくみ、ロマンティックな曲想とピアノの特色を生かしたダイナミックな効果は魅力的です。
特に、ピアノ協奏曲第2番は印象深く、この曲を使ったポップスの曲もあります。
エリック・カルメンの「オール・バイ・マイ・セルフ」は、最近では、セリーヌ・ディオンがカバーしましたが、この曲を使っています。
若い頃、レコードを買って何度も聴きました。
高校生の頃は、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番とチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番が入ったレコードを買って、これも何度も聴きましたね。
ラフマニノフの方は、以前、ウインド・パステルのコンサートで3楽章を弾きましたが、チャイコの方は、出だしの部分だけ…まぁ、ここが一番の魅力ですから。
ラフマニノフのピアノ曲はたくさんありますが、どれも技術的に難しく、弾くのは一苦労ですが、その分、演奏効果も大きいです。
前奏曲集は、今回弾く曲が入っている作品23が10曲、作品32が13曲と作品3の幻想曲集第2曲のプレリュードを合わせて24曲ありますが、24のすべての調性で書かれています。
これは、ショパンの24のプレリュードに倣って作曲されたものです。
作品23は、1902年から翌年にかけて作曲されました。
今回演奏するのは、第5番ト短調、第4番ニ長調、第2番変ロ長調の3曲です
いずれもよく演奏される曲で、ラフマニノフの曲の中ではポピュラーと言えるでしょう。
ト短調は、マーチ風なリズムを特色とし、中間部では、アルペッジォの伴奏に乗った憂いを含んだメロディが歌われます。
たたみかけるようなリズムが、非常に効果的に曲のクライマックスを作っています。
演奏は、体力的にも大変ですし、とても難しいです。
二長調は、ノクターン風な曲で、甘くロマンティックなメロディが美しく、いかにもラフマニノフ!といった感じです。
メロディと伴奏部が複雑に絡み合っていて、やはり難しい曲。
でも弾きながらつい感動してしまいそうな曲で、大好きな1曲です。
変ロ長調は、この曲集の中で最も華麗な曲と言えるでしょう。
ABA形式で、Aの部分は3オクターブにわたるラフマニノフ独特のスケールの大きいアルペッジォの伴奏の上に、華やかなメロディが高らかに響きます。
中間部は、右手のトレモロ風の伴奏がキラキラとした光を放っているかのようで、左手に現れるメロディが感動的です。
その後主部Aに戻り、華やかに終わります。
この1曲で、音楽を堪能した思いがする、そんな曲でしょうか。
今回ラフマニノフのこの曲を弾くことにしたのは、やはり、華やか…ということが一番の理由でしょうか。
体力的に大変なので、なかなか弾く決心がつかなかったのですが、ずっと以前に弾いたことがある曲なので、曲作りの負担が少ないということもありました。
それに、何と言ってもいい曲なので、練習は楽しいですし、以前よりは少し楽に弾けるようになってきて、曲についてもより理解が進んだ感じもあります。
どんな演奏ができるか…自分でも楽しみにしているところです。
お勧めCD
ワイセンベルク ラフマニノフ:前奏曲全集
アシュケナージ ラフマニノフ:前奏曲集
実にいい曲です。
ラフマニノフ(1873~1943)は、ロシアのの作曲家で、自身もピアニストでした。
演奏した音源もたくさん残っていて、私もいくつか持っています。
ショパンやチャイコフスキーの流れをくみ、ロマンティックな曲想とピアノの特色を生かしたダイナミックな効果は魅力的です。
特に、ピアノ協奏曲第2番は印象深く、この曲を使ったポップスの曲もあります。
エリック・カルメンの「オール・バイ・マイ・セルフ」は、最近では、セリーヌ・ディオンがカバーしましたが、この曲を使っています。
若い頃、レコードを買って何度も聴きました。
高校生の頃は、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番とチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番が入ったレコードを買って、これも何度も聴きましたね。
ラフマニノフの方は、以前、ウインド・パステルのコンサートで3楽章を弾きましたが、チャイコの方は、出だしの部分だけ…まぁ、ここが一番の魅力ですから。
ラフマニノフのピアノ曲はたくさんありますが、どれも技術的に難しく、弾くのは一苦労ですが、その分、演奏効果も大きいです。
前奏曲集は、今回弾く曲が入っている作品23が10曲、作品32が13曲と作品3の幻想曲集第2曲のプレリュードを合わせて24曲ありますが、24のすべての調性で書かれています。
これは、ショパンの24のプレリュードに倣って作曲されたものです。
作品23は、1902年から翌年にかけて作曲されました。
今回演奏するのは、第5番ト短調、第4番ニ長調、第2番変ロ長調の3曲です
いずれもよく演奏される曲で、ラフマニノフの曲の中ではポピュラーと言えるでしょう。
ト短調は、マーチ風なリズムを特色とし、中間部では、アルペッジォの伴奏に乗った憂いを含んだメロディが歌われます。
たたみかけるようなリズムが、非常に効果的に曲のクライマックスを作っています。
演奏は、体力的にも大変ですし、とても難しいです。
二長調は、ノクターン風な曲で、甘くロマンティックなメロディが美しく、いかにもラフマニノフ!といった感じです。
メロディと伴奏部が複雑に絡み合っていて、やはり難しい曲。
でも弾きながらつい感動してしまいそうな曲で、大好きな1曲です。
変ロ長調は、この曲集の中で最も華麗な曲と言えるでしょう。
ABA形式で、Aの部分は3オクターブにわたるラフマニノフ独特のスケールの大きいアルペッジォの伴奏の上に、華やかなメロディが高らかに響きます。
中間部は、右手のトレモロ風の伴奏がキラキラとした光を放っているかのようで、左手に現れるメロディが感動的です。
その後主部Aに戻り、華やかに終わります。
この1曲で、音楽を堪能した思いがする、そんな曲でしょうか。
今回ラフマニノフのこの曲を弾くことにしたのは、やはり、華やか…ということが一番の理由でしょうか。
体力的に大変なので、なかなか弾く決心がつかなかったのですが、ずっと以前に弾いたことがある曲なので、曲作りの負担が少ないということもありました。
それに、何と言ってもいい曲なので、練習は楽しいですし、以前よりは少し楽に弾けるようになってきて、曲についてもより理解が進んだ感じもあります。
どんな演奏ができるか…自分でも楽しみにしているところです。
お勧めCD
ワイセンベルク ラフマニノフ:前奏曲全集
アシュケナージ ラフマニノフ:前奏曲集