マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第54回プロムナード・コンサート開催のお知らせ

2020-08-03 00:08:04 | ラ・プロムナード・ミュジカル
一度落ち着いたかに思えたのに、また感染者が広がった新型コロナですが、9月13日のプロムナード・コンサートは開催することにしました。
3月の第53回が準備していたものの、地下のホールでの開催予定だったので、閉鎖になり中止、6月の予定は、コロナ終息の見通しが立たないことから、開催そのものを延期することにして、やっと9月は開催することに決めて準備をすることにしました。
9月は第55回の予定でしたが、6月開催が流れたので、第54回としての開催です。
今回は、通常通り広い方のあいめっせホールでの開催なので、密閉空間にはならないため、よほどのことがない限り大丈夫…と思っていますが…。

第54回は、ソプラノ一人と3人のピアノによる構成です。
私は、ラヴェルの「クープランの墓」から4曲を弾くのですが、クープランというのはバロック時代のフランスの作曲家で、クラブサン用の曲をたくさん作っています。
クラブサンとは、イタリア語ではチェンバロ、英語ではハープシコードというのですが、まだピアノが主流になる前の鍵盤楽器です。
ラヴェルの曲名が「クープランの墓」となっていますが、フランス語のtombeauを単純に訳すと
「墓」になるので、そう訳したのでしょうが、「偉人にささげた作品」という意味もあるので、要はオマージュというようなことです。
クープランの時代に多用された舞曲やその他の形式、クープランの奏法を利用して作られていますので、参考までにクープランの曲を弾こうと思いつき、2曲取り入れました。
そのうちの1曲が、最近話題の動画アプリ「ティックトック」に近い名前で、う~ん、何とも…と。
クープランの曲は、「ティクートク―ショックまたはオリーブしぼり機」というのですが、オリーブ絞り機がコツコツとか音がしたのでしょうか、その様子を表しているようですが…。

第54回プロムナード・コンサート
9月13日(日)10:00~11:30
イーグレひめじ あいめっせホール
入場料無料