この「レディ・ベス」、いかにも帝国劇場って雰囲気のミュージカルです。
豪華な衣装の数々に、天文時計のモチーフの傾斜回転舞台。
星空の映像の美しさ。
この、衣装と舞台装置だけでも十分です。
というか、それだけ、かも。
一回しか観てないので、今日の舞台だけの感想なのですが、なんとなくちぐはぐな感じなんですよね。
たとえば、ベスは、父ヘンリー8世を偉大な王として尊敬していたり、母を恥知らずな女として憎んでいたり。
そうなの?
本当に聡明な王女であれば、そんなことはありえないと思うんですけど。
しかも、ベスは、全然聡明な感じがしないんですよね。
その辺の普通のお嬢さん。
ロジャー先生が教え子の中で一番みたいな歌をうたっても、へ?と思ってしまう。
ロビンとの恋愛も、なんか、一昔前前の少女マンガみたいで、この恋を捨てることで女王になる試練を乗り越えたって言いたいんだろうけど、どうもねえ。
そう、現実感がないんですよ、この舞台。
生々しさがなくて、すごくファンシー。
悪役のはずの禅ちゃんと圭吾さんのからみなんか、ほとんどドタバタですよ!
そりゃ、陰鬱で血がどばーっで、憎しみの嵐だった「MA」は見ていてつらかった。
でも、あそこには、ちゃんと人間が描かれていたと思う。
つまり、脚本が破綻していると思うんですよね。
それから、なんか、歌詞とか台詞が変?
だから、物語にひたりきれない。
ただね、つまらないというわけでもなく「ラブ・ネバー・ダイ」と同じで、突っ込みを入れず素直に見れば、それなりに楽しめます。
回転舞台なので、展開がとにかくスピーディー、退屈せずに見ていられます。
しかも、みなさん、芸達者なベテラン揃い。
禅ちゃん圭吾さんの漫才も吹っ切れていて、幕間狂言としては上出来です。
ビジュアル重視なら、フィリペ王子のかぼちゃパンツ姿。
どうして、それが似合う?
感動モノです。
主演の平野さんは、よく歌っていたと思います。
男装する場面で男の声真似をするところなんか、声優さん出身らしい器用さを発揮していましたよね。
ロビンの育三郎くん。
うまいんだと思います。
でも、私は、ちょっと苦手なんです、あの歌い方。
ロジャー・アスカムの山口さんとキャットの涼風さん。
なんか、あの扱いはもったいないでしょ。
山口さんはストーリー・テラーだからまだしも、涼風さんの役は、必要だったのでしょうか?
全然ストーリーにも絡まないし、唯一のナンバーも歌詞が何のこっちゃだし。
私がファンだったら、暴動起こすかも。
禅ちゃんには、本当は冷酷無比な氷のようなガードナーをやってもらいたかった。
あのガードナーでもいいけど、ちょっと残念。
圭吾さん、完全に吹っ切れて、あっちの世界にいっちゃいました?
禅ちゃん圭吾さんのところ、クールな極悪バージョンでみたいです。
あ、わかった。
これ、コメディーだったんだ!
そう思ってみると、腹も立たないです。
豪華な衣装の数々に、天文時計のモチーフの傾斜回転舞台。
星空の映像の美しさ。
この、衣装と舞台装置だけでも十分です。
というか、それだけ、かも。
一回しか観てないので、今日の舞台だけの感想なのですが、なんとなくちぐはぐな感じなんですよね。
たとえば、ベスは、父ヘンリー8世を偉大な王として尊敬していたり、母を恥知らずな女として憎んでいたり。
そうなの?
本当に聡明な王女であれば、そんなことはありえないと思うんですけど。
しかも、ベスは、全然聡明な感じがしないんですよね。
その辺の普通のお嬢さん。
ロジャー先生が教え子の中で一番みたいな歌をうたっても、へ?と思ってしまう。
ロビンとの恋愛も、なんか、一昔前前の少女マンガみたいで、この恋を捨てることで女王になる試練を乗り越えたって言いたいんだろうけど、どうもねえ。
そう、現実感がないんですよ、この舞台。
生々しさがなくて、すごくファンシー。
悪役のはずの禅ちゃんと圭吾さんのからみなんか、ほとんどドタバタですよ!
そりゃ、陰鬱で血がどばーっで、憎しみの嵐だった「MA」は見ていてつらかった。
でも、あそこには、ちゃんと人間が描かれていたと思う。
つまり、脚本が破綻していると思うんですよね。
それから、なんか、歌詞とか台詞が変?
だから、物語にひたりきれない。
ただね、つまらないというわけでもなく「ラブ・ネバー・ダイ」と同じで、突っ込みを入れず素直に見れば、それなりに楽しめます。
回転舞台なので、展開がとにかくスピーディー、退屈せずに見ていられます。
しかも、みなさん、芸達者なベテラン揃い。
禅ちゃん圭吾さんの漫才も吹っ切れていて、幕間狂言としては上出来です。
ビジュアル重視なら、フィリペ王子のかぼちゃパンツ姿。
どうして、それが似合う?
感動モノです。
主演の平野さんは、よく歌っていたと思います。
男装する場面で男の声真似をするところなんか、声優さん出身らしい器用さを発揮していましたよね。
ロビンの育三郎くん。
うまいんだと思います。
でも、私は、ちょっと苦手なんです、あの歌い方。
ロジャー・アスカムの山口さんとキャットの涼風さん。
なんか、あの扱いはもったいないでしょ。
山口さんはストーリー・テラーだからまだしも、涼風さんの役は、必要だったのでしょうか?
全然ストーリーにも絡まないし、唯一のナンバーも歌詞が何のこっちゃだし。
私がファンだったら、暴動起こすかも。
禅ちゃんには、本当は冷酷無比な氷のようなガードナーをやってもらいたかった。
あのガードナーでもいいけど、ちょっと残念。
圭吾さん、完全に吹っ切れて、あっちの世界にいっちゃいました?
禅ちゃん圭吾さんのところ、クールな極悪バージョンでみたいです。
あ、わかった。
これ、コメディーだったんだ!
そう思ってみると、腹も立たないです。