からす、好きですか?
そう聞かれて、好きと答える人は、まあ、いないのではないでしょうか?
禍々しい真っ黒い羽。
鋭いくちばしと爪。
射すような目。
人を小馬鹿にするような鳴き声。
なんともふてぶてしく、ゴミを漁る姿。
私も苦手です。
でも、ですね。
「昨日、松の木の烏の巣で雛がかえっていたので、巣を撤去して駆除しました。
親烏が、巣のあった木の周りを、雛を探して啼きながら飛び回っていますので、近寄らないように注意してください」
打ち合わせでその連絡をきいたとき、えっ?と思ってしまいました。
淡々と、棒読みされるアナウンス。
思わずえっ?と声が出てしまいました。
烏の雛を駆除って言った?
子育て中の鳥は攻撃的になるから、施設の管理責任者としては、被害が出ないように駆除するのは当たり前、なのでしょう。
いたずらなこどもが、うっかり近寄って、親烏に攻撃されて怪我をするようなことになっては困ります。
だから、駆除。
その判断に間違いはないでしょう。
ただね。
何となく複雑な気分になりました。
ちょうどその前日、烏が蜥蜴をくわえているのを見かけていたのです。
そのときは、うわっ!と思いました。
でも、あれ、雛に餌を運んでいたんですよね。
戻ってみたら、巣がなくなっていて、雛もいなくなっていて、半狂乱になって啼く烏。
なんか、痛ましい。
烏なぜ鳴くの
烏は山に
かわいいななつの子があるからよ
可愛い 可愛いと烏は啼くの
可愛い 可愛いと啼くんだよ
山の古巣に来てみてご覧
丸い目をしたいい子だよ
童謡「ななつの子」の歌詞が浮かんできました。
丸い目をした可愛い雛だったのでしょうか?
山の古巣ならば、駆除されたりはしなかっただろうに。
野生の生き物たちが都会で生きるということは、予想以上に厳しいのでしょうね。
なんてことを、思った。
ただの感傷にすぎないかもしれませんが。
そう聞かれて、好きと答える人は、まあ、いないのではないでしょうか?
禍々しい真っ黒い羽。
鋭いくちばしと爪。
射すような目。
人を小馬鹿にするような鳴き声。
なんともふてぶてしく、ゴミを漁る姿。
私も苦手です。
でも、ですね。
「昨日、松の木の烏の巣で雛がかえっていたので、巣を撤去して駆除しました。
親烏が、巣のあった木の周りを、雛を探して啼きながら飛び回っていますので、近寄らないように注意してください」
打ち合わせでその連絡をきいたとき、えっ?と思ってしまいました。
淡々と、棒読みされるアナウンス。
思わずえっ?と声が出てしまいました。
烏の雛を駆除って言った?
子育て中の鳥は攻撃的になるから、施設の管理責任者としては、被害が出ないように駆除するのは当たり前、なのでしょう。
いたずらなこどもが、うっかり近寄って、親烏に攻撃されて怪我をするようなことになっては困ります。
だから、駆除。
その判断に間違いはないでしょう。
ただね。
何となく複雑な気分になりました。
ちょうどその前日、烏が蜥蜴をくわえているのを見かけていたのです。
そのときは、うわっ!と思いました。
でも、あれ、雛に餌を運んでいたんですよね。
戻ってみたら、巣がなくなっていて、雛もいなくなっていて、半狂乱になって啼く烏。
なんか、痛ましい。
烏なぜ鳴くの
烏は山に
かわいいななつの子があるからよ
可愛い 可愛いと烏は啼くの
可愛い 可愛いと啼くんだよ
山の古巣に来てみてご覧
丸い目をしたいい子だよ
童謡「ななつの子」の歌詞が浮かんできました。
丸い目をした可愛い雛だったのでしょうか?
山の古巣ならば、駆除されたりはしなかっただろうに。
野生の生き物たちが都会で生きるということは、予想以上に厳しいのでしょうね。
なんてことを、思った。
ただの感傷にすぎないかもしれませんが。