茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

梅雨ですね!

2016-06-09 20:18:23 | 茶々
いよいよ梅雨ですね!
今朝も、ぽつぽつ雨模様。
かっぱを着るまでもないけど、という感じ。
でも、夕方のお散歩は薄日もさしていて快適でした。

明日は、晴れるというので、ママは洗濯機君を回しています。
頑張って!洗濯機君!

さて、最近、家の中が犬くさいんだとか。
失礼ね!
犬が犬くさくて、何が悪い!
湿度が高いと臭いが気になるってことよね。

せいぜいこまめにお掃除してね。
邪魔な荷物がなくなって、お部屋は片づいたんだし、ね!

そうだ、一番大きなお荷物?のお兄ちゃんは、なぜかまだ、お家にいます。
茶々子ちゃん的には、全然Welcomeよ!
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ポイズンドーター・ホーリーマザー

2016-06-09 16:34:28 | 読書・映画
湊かなえさんの新刊。

なんだかんだいいながら、この人の作品、ほとんど読んでいるかも。
本の帯には、「湊かなえ原点復帰!人の心の裏の裏まで描き出す極上のイヤミス6編!!」とありますが、そのとおり。
人と人のつながりの中に潜む、悪意や闇(変換キーを押したら、「病み」で変換。賢いじゃん!)が毒のように人の心を蝕んでいく物語は、まさしくイヤミス。
そして、ついつい読ませてしまう妙な魅力は何なのでしょう。
それが一番のミステリーですね。

冒頭の『マイディアレスト』は、後味の悪さは最高級。
姉妹の心の軋轢を描いた物語は、姉妹のいる人なら、よくわかるんじゃないかな?

二番目の『ベストフレンド』は、叙述によるミス・リードを狙った作品。
勘のいい人なら、途中で違和感に気づく?

『罪深き女』は、勘違い女のお話。
正直、イマイチだった。

『優しい人』は、ちょっとドキッとした。
「優しいのは周りに対して興味がないから」というのは、すごくよくわかる。
私ににもそういう部分がないわけではないから。
 あなたは優しい人じゃないー。でも、それは決して悪いことじゃない。
この最後の言葉に安心しました。

表題作の『ポイズンドーター』と『ホーリーマザー』
この二作のつながりが絶妙です。
娘の視点から「毒母」を描く『ポイズンドーター』と、娘の友人の視点で語られる『ホーリーマザー』は、裏表の関係。
「毒母」の物語なのに「ポイズンマザー」でないのがミソ。
「毒母」を糾弾する娘の被害妄想こそが毒、ということなのでしょうが、いろんな読み方ができそう。
『ホーリーマザー』は、「毒母」と糾弾された母の本当の姿?が語られている?作品。
でも、こちらも、そんな一筋縄でいかないぞと思わされる作品で、むむむむむ、とうなってしまいました。
娘は母親になってはじめて母親の気持ちを理解し、そこで母娘の感情の軋轢は解消される、とあるけど、本当にそうなの?
わかるけど、ちょっと違うかなあ。

一気に、2時間ちょっとで読みました。
面白いです。
でもイヤミスなので、取り扱い注意です。












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