茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

フランケンシュタイン スペシャルキャスト版(追記)

2017-01-17 17:02:24 | 舞台・コンサート
仕事帰りの日生劇場。
今回はスペシャルキャスト版です。

何がスペシャルかというと、あっきーとかっきーのダブルキャストの二人が、一緒の舞台に立つというスペシャルです。

フランケンシュタインの場合、主要キャストが、全く異なるキャラクターの二役を演じるのが一つの目玉です。
例えば、濱田めぐみさんは、優しく控えめなビクターの姉役と、サディスティックで危ないコロセウムの女主人を演じ分けています。
耐える姉のストレスを、ドSキャラで発散してるかのような趣きですが、発声も歌い方も全く違うし、濱田めぐみさん、すごいです。
音月桂さんは、純白のドレスの令嬢から、襤褸をまとった虐げられた少女に。
誠実な執事は邪悪なクラウンに。
この二幕の演出の執拗さは、個人的にはあまり好きではないのですが、すごいです。

今回は、あっきーがフランケンシュタインで、かっきーがジャック。
あっきーが歌を聞かせて、かっきーがのびのびと(?)人間の邪悪さを見せつける。
あっきーのジャックには、ためらいがあるけど、かっきーには、ためらいがない。
かっきーのジャックがあまりにもはまりすぎていて、なんか、辛さもひとしおでしたが、バランス的には、この組み合わせがベストだと思います。

アンリ・怪物の加藤和樹君は、こんなに歌を歌えたんだ、という驚きがありました。
残念ながらアンリ・怪物はスペシャルではなかったのですが、しかたないかなあ。
でも、この舞台、主役はアンリ・怪物の方じゃないの?
なんか、そんな感じもしてきました。

かっきーのフランケンシュタインは観れなかったけど、ひととおりダブルキャストは押さえたので、これで私のフランケンシュタインはおしまいです。
なんとなくあわなくて、チケットを追加するほどのめり込めないのですが、なかなかすごい舞台なのは確かです。

*私がいやだなあと思った過剰さが、少し押さえてあったような気もします。
 少し手直しがはいっていたような。
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