茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

金剛院について

2010-08-13 10:14:50 | 京都
金剛院の記述があっさりしすぎているという指摘がありましたので、補足させていただきます。
金剛院は舞鶴市にあるお寺で、平城天皇の第三皇子で嵯峨天皇の皇太子だった高岳親王が開いた寺です。
高岳親王は、世の無常を感じられて仏門に入り(薬子の変のせいですね)、眞如と称し、弘法大師の十大弟子の一人と呼ばれるようになりました。
仏道への熱い思いから、天竺めざして旅立ったものの、行方不明になられた方です。
この時代、高岳親王みたいな悲劇の親王は他にもたくさんいたのだと思いますが、天竺をめざしたところがちょっと「ロマン」を感じさせます。
実は、私たちが訪れたとき、ひとりでたずねてきた女性がいました。
ここの収蔵庫には快慶作の執金剛神立像と深沙大将像があり、他にも阿弥陀如来や多聞天・増長天、金剛力士像といった重文指定の仏像がたくさんあります。
なのに彼女は、収蔵庫を見ないでタクシーで帰ってしまいました。
あまり有名なところでもないのに訪ねてくるとはたいした仏女だ、と思ったのですが、どうやら違ったようです。
彼女は高岳親王のフアンだったのかな?
一時期荒廃していたのを再建し、三重塔を建てたのは白河天皇で、美福門院も阿弥陀堂を建てるなど、由緒あるお寺です。
細川幽斎の庭や、彼が植えた楓の並木があり、花の寺としても有名なようです。
緑濃い夏も爽やかですが、きっと、秋の紅葉の頃は素敵なんだろうなあ。
そんな感じがしました。
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