今日、用事があったので、湘南台の市民センターまで出かけてきました。
湘南台の市民センターは、湘南台文化センターという、ちょっと変わった文化施設に併設されています。
地球儀と天球儀の形のドームが二つ並んでいて、不思議な金属の森がそれを取り囲んでいます。
ドームのひとつは市民シアター、もう一つは宇宙劇場(プラネタリウム)。
こども館も併設されています。
文化センターは1990年の開館で、言うなれば、バブルの産物なのかもしれません。
でも、青山のこどもの城のミニミニバージョンみたいで、私は好きでした。
お兄ちゃんが小さかった頃、よく、ここに連れてきて遊びました。
こども館のなかには、昆虫の森があって、昆虫のサイズで世界を眺める趣向になっていました。
大きなキノコのオブジェによじのぼったりしてもOK。
いろんな国の民族衣装を着てみたり、世界の楽器を鳴らしてみたり、見て、触って、遊んで、学ぶ博物館は、当時としてはとても新鮮でした。
外には、せせらぎの小川や、池があって、水遊びもできました。
興奮して遊んでいるうちに、びしょ濡れになり、あわてて近くのダイエーまで着替えを買いに走ったこともあります。
市民シアターでは、こども向けのミュージカルを見たことがあります。
昔、「LEE」の読者リポーターを1年間やっていたことがあって、その時紹介したのもここでした。
そういう懐かしい場所なのですが、なんとなく、寂れているんですよねえ。
しかも、電力節約のため、せせらぎの小川には水はなく、池の水も抜いてあります。
そして「この池は水遊び用ではありません。中に入らないでください。けがをしても、責任は負いません。」というなんとも無粋な貼り紙。
なんだか、びっくりするやら、情けないやら。
四半世紀を経て、建物も古びて来たけれど、世情も変化してきたのでしょうね。
雨なので、外で遊ぶ子どもの姿はなく、いっそう寂しげに見えたのでした。
もう一枚。
戦隊ヒーローもののボウケンジャーのロケ地だったこともあるそうです。