近未来の混沌とした世界、人類の生殖機能がなくなってしまったという設定はおもしろいです。原因がこの映画の中で明らかにされているわけでもないし、ただ、よくわかるのは、そういう原因になるであろう、不安な要素を今の社会が内包しているということで、その子どもが産めなくなるという設定がとても現実的なもののように思えるわけです。
映画の流れも、バッバッとカットを変えてテンポをつくるということもせずに、手持ちのカメラ一台でずっと追いかけて行くようなやりかたで・・・手ぶれ具合とかもそうですね。ドキュメンタリー的な演出が現実性を出す効果があるのでしょう。
・・・といいながら、その演出は、ただ、低予算を補うた目の苦肉の策のようにも思えてしまい、いろんな風景も、どこかやすっぽちさを感じてしまうところもあるわけです。もうちょっとなんだけど・・・
近未来の世界の設定というのは、あんがい、簡単なようで難しいわけですね。ずっと未来ならまるっきり世界を変えちゃう事ができるけれども、今の時代をどう分析するのか、その点がしっかりしていないと、その延長線上にある世界がどうなっているのか、というのも、説得力がなくなってしまういますからね。
作り出した世界のすべてを映画の中で出すことは不可能だし、そんなことをする必要もないんですけれど、世界のすべての設定がしっかりした中でないと、映画の中の出来事に入り込んでいくことはできません。
そういうてんで、この映画は、面白い設定だけど、ちょっとおしいなあ・・・と思ったわけです。
ちょっと「28日後」の雰囲気があるなと思いました。
ドンパチがつづく中で、赤ちゃんの声に皆が気づいて戦闘がちょっとだけ止まりますけど、そこはちょっとだけ涙が出ました。そんな感情移入しているわけではなかったですけれど、漠然としたちょこっと涙でした。希望のなさそうな近未来の世界をつくった作者の平和への希望の願いが込められているのでしょう。一旦止まった銃撃も、またドンパチ再会されて、その望みはかき消されるわけだけれども、その長々とした短時間(・・・この表現は良いですね。小山のような大男みたいな感じですね。)に平和への希望の光をみせたわけですね。一旦はかき消されたけれども、もっと奥深いところでの変化がすでに始まっているといいたいのかもしれませんね。
・・・・やっぱり、全体的にちゃちいかなあ・・・・
映画の流れも、バッバッとカットを変えてテンポをつくるということもせずに、手持ちのカメラ一台でずっと追いかけて行くようなやりかたで・・・手ぶれ具合とかもそうですね。ドキュメンタリー的な演出が現実性を出す効果があるのでしょう。
・・・といいながら、その演出は、ただ、低予算を補うた目の苦肉の策のようにも思えてしまい、いろんな風景も、どこかやすっぽちさを感じてしまうところもあるわけです。もうちょっとなんだけど・・・
近未来の世界の設定というのは、あんがい、簡単なようで難しいわけですね。ずっと未来ならまるっきり世界を変えちゃう事ができるけれども、今の時代をどう分析するのか、その点がしっかりしていないと、その延長線上にある世界がどうなっているのか、というのも、説得力がなくなってしまういますからね。
作り出した世界のすべてを映画の中で出すことは不可能だし、そんなことをする必要もないんですけれど、世界のすべての設定がしっかりした中でないと、映画の中の出来事に入り込んでいくことはできません。
そういうてんで、この映画は、面白い設定だけど、ちょっとおしいなあ・・・と思ったわけです。
ちょっと「28日後」の雰囲気があるなと思いました。
ドンパチがつづく中で、赤ちゃんの声に皆が気づいて戦闘がちょっとだけ止まりますけど、そこはちょっとだけ涙が出ました。そんな感情移入しているわけではなかったですけれど、漠然としたちょこっと涙でした。希望のなさそうな近未来の世界をつくった作者の平和への希望の願いが込められているのでしょう。一旦止まった銃撃も、またドンパチ再会されて、その望みはかき消されるわけだけれども、その長々とした短時間(・・・この表現は良いですね。小山のような大男みたいな感じですね。)に平和への希望の光をみせたわけですね。一旦はかき消されたけれども、もっと奥深いところでの変化がすでに始まっているといいたいのかもしれませんね。
・・・・やっぱり、全体的にちゃちいかなあ・・・・