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女性性器切除の問題は、何年か前かな?マラソン選手だった有森さんがNHKの番組で言ってました。なんかその関係の運動をしているようです。今でもアフリカのほうではやられていて、それで命を落とす子どもも多いとか聞きました。
この映画は、そんなのやめなさいという映画ですが、そう単純じゃないのは、この映画を見てもわかります。
それだけ遅れた儀式が正式にやられているということは、それだけ女性の地位が低いということでもありるからです。長年引き継がれてきたしきたりが重んじられています。イスラムの教えだという思い込みも話をややこしくします。
そんな閉ざされた村で子どもを守るためにがんばったお母さん。みんなの心を動かしていきます。
鞭を打たれるシーンは泣きました。がんばれ!口を割るんじゃないよ。口を割ったら下も割ることになるよ・・・(失礼・・・)
確かに鞭打たれて傷つきましたが、心はそれでより強くなりました。むしろ、鞭をうった旦那のほうが心に傷を負ってしまいました。兄の言うことにしたがって、やりたくもないことをしてしまった・・・と。
ここからの女性の反乱はかっこいいです。
しかし、こういう社会では、それに逆らうというのはまさに命がけなんですね。
傭兵さんは村人に殺されました。そうでありなら、あの家に駆け込んで、かくまってもらえばよかったのに。そこでお店開くとかさ。
映画としては、なんか、子どものころに見た道徳かなんかの映画のようでもあり、子どものころ見たカンフー映画のようでもあり、素朴な感じがしました。
でも、モスクと蟻塚と、ラジカセの3つの山はなんか象徴的でいい図でした。