唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

スパイダーマン3

2007年05月23日 | 映画 さ行
結構長くないですか?
親友と砂の人と黒い自分3つの敵が入り乱れてなんだらかんだら。最初はちょっと退屈しますけど、最後は怒涛のようになんだらかんだら。

白黒・・・赤黒?はっきりさせたいみたいです。スターウォーズにしても「悪」というものと「善」というものがはっきりわかれますもんね。

構図を単純化させるのがアメリカ的だと思いました。

でも、自分自身びっくりしたのは、そんな構図の中、最後のたたかいでスパイダーマンが登場、野次馬が騒いだところで、なぜかジーンときてしまったことです。やられそうになるスパイダーマンにちょっと悲しくなったり・・・

完全にデジタル式の心のスイッチをいいように操られた気分です。

物語がすばらしいとか、そういうことじゃなく、催眠術的というか、人体実験的というか・・・人間は、ここでこうすると、誰でも必ずこうなりますというやり方をドン!ドン!っとぶつけられたみたいな感じで・・・だから、感動の余韻というのではなくて、そういう風に心を動かされてしまった自分がちょっと許せないような感じになってしまいました。

友情。愛。敵と味方。正義と悪。みんなはっきりくっきりと描かれています。

今回のMJは、ちょっときれいだなって思いました。

空を飛べないヒーローはなかなか面白いです。空を飛べない歯がゆさがあります。しかし、MJも、もう一人のきんぱつの子も丈夫ですね。