唐茄子はカボチャ

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男はつらいよ 寅次郎子守唄

2008年11月18日 | 男はつらいよ・山田洋次
男はつらいよ 寅次郎子守唄

松竹

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1974年 第14作

寅さんとはなさんの恋物語というよりは、完全にあのひげ青年の物語ですね。寅さんはなぜあの青年に告白しろと言ったのでしょうか・・・やっぱりあの青年が本気で好きなんだなあ・・・と思ったからなんだろうけど・・・その結果寅さんは3枚目になってしまうわけですが・・・寅さんの心のうちがわかりません。好きなんだけど、あの青年のが真剣に考えていて、寅さんの好きは、憧れみたいなもので、本当の好きじゃなかったのかもしれませんね。だから譲った・・・譲ったのか?本当はふられると思っていた感じもありますし・・・

寅さんは男には強気でも、女にはすごく弱気なんですね。
結局、これまで見てきた中で、自分の気持ちを正面から言ったことなんて無かったんじゃないのかなあ・・・さくらには素直にいえるのに・・・

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なんかあれですね。最初から最後まであの看護婦さんと寅さんって直接はつながってないですね。2人きりで話したシーンも記憶にない。多分なかったんじゃないかな?

労働者が、若々しいです。はつらつとしているというか・・・青春を謳歌している感じがします。今の若者はどこか疲れている。時代が違うんでしょう。今は、肉体的にも精神的にも疲れ果てていて、支えあう仲間もいないって感じですもんね。なにより、労働者になることも大変です。(2008-01-23)