旧ソ連時代につくられたものだそうで・・・いくつかをまとめたものです。3つか4つ・・・あれ?どっちだろう・・
みんなと仲良くなろうという大きなテーマがあって、チェブラーシカのかわいさも重なって、なんとなくいい気持ちになります。
主人公が元気じゃないところがいい。なんかもじもじしていて、自分の正体がわからなくて社会に受け入れてもらえないんじゃないかという変なコンプレックスを持っていて・・・でも、一生懸命なんですよね。そこがまたかわいくて・・・
出てくるキャラのちょっとぬけてるろころもきもちいい。なんか、失敗したり、だまされたり、気がつかないことも、そんなにわるいことじゃないなあ・・・なんて思います。むしろ、それで追い詰めてしまう社会のほうがわるいんじゃないかと。それぞれの人間の欠陥を補い支えあって社会はつくられていくんじゃないかとも思えます。
この話がソ連時代に作られたというのもちょっと驚きで、工場の環境破壊とか、町に子どもの遊び場がないとか、そういうことも描いているところがいいところだし、ソ連でも、その程度の表現ならできるのかと・・・ちょっと新鮮な感じがしました。
ソ連という閉鎖的で縛られていてくらいイメージからは想像できない暖かさを感じます。
もっとも、社会はどうあれ、子どもは万国共通だということもいえるのかな?
そうやって考えると、子どもが戦争に巻き込まれるというのは本当に理不尽だしあってはならないことですね。
チェブラーシカはロシアでは知らない人がいないくらいの国民的なキャラらしいです。フィギュアスケートの安藤さんもDVDでインタビューがありましたけど、ファンは世界的にも多いみたい。
最初はうとうとしながら見てましたけど、何度も何度も見ているうちにもっとはまっていくような、そんな気がします。
守衛さんの鐘に反応する熊がいい。
友達のいない人のための家を作ろうと、友だちがほしい人が手伝いに集まって、作っているうちにみんなが友達になって家が必要なくなったというのもいい話です。
わにの演奏にあわせて踊るところとか、行進で遅れちゃうのを橋って追いつこうとするところとか、おもしろいところがたくさんあります。
けなげで一生懸命さが本当に愛らしい。