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普通におもしろかったです。
主人公の純粋でぶれない正義感はちょっとだけぐっと来るところがあります。でも、ぐっときながらへん!って思っちゃう自分もいますけど。
そのへん!ってところは、そんな正義感で・・・いや、正義感なんていう感情的なのでなくて、真実に忠実でいれるような検事っているのかねって思っちゃうんです。
かなり偏見があるかもしれませんが、弁護士だって、いい人ばっかりじゃないだろうし・・・
裁判って、よくわからないですもんね。どういう段取りでどう進んでいくかとか。
そういう良くわからない世界を、こうやっておもしろく紹介してくれるのはいいことかもしれませんね。
しかし、国会議員はこういう人!という作られた国会議員像はなんだかなあ・・・サングラスかけたままのタモリを議員役にしたというのは、あるいみ、これまでに無い国会議員像を狙ってのことかもしれないけれど、中味は何もかわっちゃいない。それなら普通にしても良かったのに。
この前の「相棒」の切れ者面の女議員もそうだったけど、薄っぺらい感じです。
いろんなそれっぽい演出も、効果的といえば効果的だけど、それっぽくしただけな気もして、だれがつくってもそうすればおしゃれに見えるみたいなお手本をそのままなぞっているようにも感じる。
会話の間の取り方とかしゃべり方とか、自然さを演出しているんだろうけど、自然といえば自然だけど、逆に不自然な感じがしてしまって、これもそういうお手本をなぞってというか・・・そういうつくりに感じます。
一人一人の個性もうりにしたいんだろうけど、深みがなく薄っぺらです。
薄っぺらでうけるけど、後に残らない。手作り感はなく、機械で大量生産・・いやというよりは、パソコンでコピーしたような感じかな?
こういう映画の宿命ですかね。
というわけで、薄っぺらいけど薄っぺらいなりにおもしろかったです。ダークナイトの10倍おもしろかったです。