唐茄子はカボチャ

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セルピコ

2009年11月28日 | 好きな映画・良かった映画
セルピコ

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2005/11/26 01:17

アルパチーノがかっこいいです。しかも若い!!何歳のときなんでしょうか。長髪とひげがほんとに様になっています。

物語は本当にあった話なんでしょうか。警察の中に賄賂が横行していて、腐敗している中で正義を貫いたという話なんですが、それがなんかきらきらした正義感というんじゃなくって、ただ警察の仕事として必要ないじゃないかという感じの自然な感じで自分を貫いている感じがいいなあと思います。ひげや長髪も仕事の必要性からやっているとのことですが、それはもしかしたら、見た目に警官らしい人が悪事を働いて、見た目に悪そうな人が正義を貫くという対比にもなっているようで・・・

なんにしても、市民の生活を守るはずの警察の内部があんなに危険なところだったら恐ろしいです。

セルピコのように、多くの人が警官になったときは、またはなろうとしているときは、正義感にあふれていたのかもしれませんが、何かが歪ませるんですねえ・・・
この場合、金だったわけですけれど、俺も金を目の前でちらつかせられたらだめかもしれないなあ・・・そしておちていく・・・一度足を踏み入れてしまったら、深みにはまってしまうしかないんでしょうね。

また、思想的にも歪まされるのでしょう。そして国家の犬になるのであった!!!・・・話がそれましたが・・・

2人の女性との愛がうまくいかなかったところがまたなんとも言えずいいですねえ・・・リアルすぎる。・・・っていうか、実話デスカ?チガイマスカ?

最初のピーとかいう音は、テープが劣化していて音がうまく出ていないのかと思いましたが、サイレンの音だったようです。
そしていきなりセルピコが撃たれてグターっとなっているシーンから始まります。え?なにがおきたんだろう、何でうたれたのだろうと最初に思わせる演出はけっこうよかったです。

しかし、ちょっと長い感じがしました。でも、その長さが、セルピコのたたかいの長さを感じさせなくもない。

生き物をいろいろ飼っています。

2006-11-09

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3年前に観たんですね…
月日がたつのは早いです。

一回見て、面白いと思っても、もう一回見ると、そうでもなかったりするけれど、この映画はやっぱり良かったです。

セルピコの正義感、警察官のあり方が、警察の中で通用しないというふざけた状態の中で、命の危険を感じながらも自分の思いを貫こうとする姿勢はとてもすごいです。

そのストレスとかイライラが、私生活に出て、彼女と別れてしまうのは残念です。それを支えてあげられなかった彼女ですが、セルピコのあの感情の激しさについていけなくなったのでしょうね。そこがリアルで…正義の主人公だからって、恋愛もうまくいくってわけではありません。

実話をもとにした映画なんだと思います。

今でも、警察の不正はあるんだろうけど、これほどひどいと、警察不信というか…アメリカ不信にもなります。

アメリカの社会がなんかこういう暴力でつくられた社会というか、ちょっと恐い社会に感じちゃいました。

まあ、その一方で、セルピコのような体を張って正義を貫く人もいるのもアメリカなんだろうけど…

アルパチーノの髭を伸ばした顔がかっこいいです。

セルピコに協力する人たちもいいですね。