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人間に虐げられていた動物たちが一致団結して人間を追い出す・・・だけだとおもいきや、そこから本題に入っていきます。
その中でナポレオンという豚さんが権力の座について、暗黒政治が始まるのです。
まるでソ連を見ているよう・・と思ったら、解説の映像で言ってました。(早送りしながらみてましたが…)おじいさん豚さんがレーニンとか、マルクスをイメージしていて、追い出されて殺されちゃった豚がカウツキーで、ナポレオンがスターリンだそうです。
原作は、豚の顔が人間と同じに見えるところで終わるらしいのですが、この話はその先の虐げられた動物たちが立ち上がるところまでを描いています。
その解説では、結果的にソ連の崩壊で先を予見した形になったみたいなことを言ってましたが、そこにはちょっと??が付きます。
ベルリンの壁の崩壊、ソ連崩壊など、一連のいわゆる「社会主義」と言われていた国々がその名前を投げ捨てた後の状況を見ると、それにとってかわって資本主義が流入して、それでハッピーエンドにはならない気がしました。
最後の立ち上がるシーンは、その最初のおじいちゃん豚さんが掲げた・・・つまり、マルクスやレーニンが掲げた理想に実現を目指して動物たち=労働者が立ち上がって、独裁体制を崩壊させたという見方しかできないからです。その先に、真の平等の真に平和がこの農場に訪れる事を祈ってしまいますね。
また人間が権力を奪い返しに来るかもしれませんが・・・
馬が連れて行かれるシーンはすごい悲しいです。ロバの叫びが・・・