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メリルさんの厳格な校長先生がすばらしいです。すごく厳しいように見えるんだけど、実はユーモアももっていて、人への思いやりもある。だけど、自分の立場として、宗教者として守らなければいけないことに対してとても厳しくて、でも、それが自分の生き方としてずっと積み重ねてきたものだという、生き様の重みを感じさせるものでした。
そして、厳格に厳しく対処した方は認められずに、地位の高い方は悪いことをしてももみ消されてさらに高い地位についてしまう。客観的なこういう状況に理不尽さを感じて、この仕組みに疑問を持ちつつ、髪を疑ってはいけないと思いながらも、その矛盾に悩む。自分の生き方が教えに忠実で厳格であればあるほど、それが通用しないこととの矛盾が深いわけだけれど・・・それを疑うことは神を疑うこと。・・・となってしまうと、神への忠誠も揺らいでしまうかもしれません。
しかし、そんな揺らぎは立場的には表に出してはいけない揺らぎです。あの最後の嗚咽はその重いが噴出した感じがしてとてもぐっと来ました。
神父さんの方は、他の映画でも見た顔な気がするんですけど、いつも悪い役な気がします。こういう、腹黒い感じ。あの目がそういう役を呼び寄せるのかもしれません。だから、逆に今回はいい人であってほしいなと思ったんですけど。残念でした。