唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

インセプション

2011年08月27日 | 映画 あ行
インセプション [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ


新しいバットマンのシリーズ、あまり面白くなくていつも退屈で途中で寝ちゃってたので、あまり借りる気なかったんですけど、ブルーレイの映像を見てみたかったので、借りてみました。

最初は予想通りのちょっと退屈モードでしたが、途中からだんだん面白くなって、最後のいくつかのそうの夢で同時進行するストーリーは見ていて楽しかったです。

いちばん面白かったのは1層目の車がぐるぐるまわるところで2層目のホテルがグルグルまわってそこで格闘するシーン。しかも、あれ、実際のセットで撮影したんですね。あれを映像化しちゃえるってすごいです。

あと、パリの街がぽんとはじけるところの花火っぽいのが、爆発の迫力というより、お祭りの祝砲みたいで面白かったです。

ストーリーも、最後はジーンとくる、いいお話でした。コマが少しぶれだして現実なんだと思わせて、最後のコマが倒れるところまでみせない引っ張り方がまた、この映画にふさわしい終わりのような気がしました。あれだけぶれだしたら、もう倒れるのは当たり前だと思わせといて、最後まで見せないんだから。いやらしい終わり方。現実の世界が大事だというメッセージとともに、その現実と思ってるのは本当に現実なの?という含みを残します。

撮影のこだわりがすごい。最初にCGありきでなく、実写にこだわって、そこを補うCGという感じはとても好感が持てます。役者さんと課美術さんとか、カメラもそうだろうしみんながプロ意識でこだわってがんばったんだろうなと。そんなことを感じました。

クローバーフィールド

2011年08月27日 | 怪獣映画 ウルトラマン
クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


あまりマジメに見ませんでした。
パーティーのシーンとかスルーして。何者かの攻撃が始まってから見て、また地下道で早送り。なんか出たらちょっとまき戻してみたり。

庶民の目から見た怪獣映画という一つの視点としては面白いかもしれないと思うけれど、逆にウソっぽい。友達が途方にくれているシーンなんかを長々と撮っていられるか。撮れるとしたらよっぽど神経図太いか、プロ意識が強いかです。怪獣とか、崩壊していく建物を合間合間で撮影するというのはあったにしても、実際に襲われているときとか、逃げているときに、あんなに明確に映像にとらえられるかといったら、ムリなんじゃないかと思うのです。

最初、始まったときには、アダモちゃんのやつのように(たとえが悪いかな?)いろんな人の記録の断片をつなぎ合わせて全貌をみせるみたいなものを期待していただけに、なんか、ブレアウィッチみたいな流れにちょっとうんざりして、それで、素人記録にしてはあまりにもそうじゃないのでがっかりして。なんかドキュメントっぽくしようとする演技がいやでした。

でも、怪獣映画という視点からみると、印象は違います。
街を破壊する巨大モンスターの出現の映像はすごい良くできてるし、その映像を見れるだけでも見た甲斐があるかなと。
ビルの間から顔を出す「何か」という雰囲気は結構味わえました。
怪獣映画にまじめに取り組んでいるという感じはとても良いです。

怪獣のデザインは・・・アメリカのモンスターって、ああいう傾向がありますね。斬新な骨のつくりとかを意識しちゃうんでしょうね。皮膚の感じも地球の生物と当てはまらないような気持ち悪さみたいなものを意識しているのでしょう。日本の怪獣映画を見てきた自分にとっては、やっぱりそういう空想的なリアル設定より、巨大だけど地球的、かっこいい怪獣みたいなデザインならもっとよかった。

巨大フジ隊員とか、巨大な鶏が、コケッコッコッコとかいいながら人間をついばむシーンがリアルにできたら、すごい話になりますよ。たぶん。退治した後は、みんなで焼き鳥パーティできるし。
そうそう、最初、タコかと思ったんです。あのフランケンシュタインで出てきたタコが40年のときを経てこんなところで!と勝手に妄想してました。ただのタコでもよかったかも知れませんね。