唐茄子はカボチャ

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奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)

2014年07月01日 | 
奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


ガラスの仮面のアニメを見て、それで、奇跡の人の映画を見て、ここにたどり着きました。
とても薄い本なのですぐ読めます。
子ども時代のヘレンのところはとても面白いです。
言葉は心の声なんだなあ…と感じます。そして、文章の表現で、あたかも見えて聞こえてるような表現があります。そして、ヘレンが感じたことの表現というのは、本当にみて聞いたものなんだろうと。物理的に見えるわけではないし、音も聞き取れるわけではないけれど、体で感じること、振動や空気感、手で触った感触、本や学習で身に付けた知識、すべての経験から判断した結果、それが見たり聞いたりした体験になるんだと思います。でも、それには、多くの人の協力もあったことがわかります。

そして、普通の人よりもいろんなものを感じて生きていることがとても素晴らしいと思います。

特に自然とのふれあいが素晴らしい。
風が体をふきぬけることや、水の流れ、木々のざわめき、生き物の躍動、一つ一つの何気ない運動自体がなんか奇跡のような気がしてきます。こんな美しいものを人間は壊してきたわけですが。
都会の喧騒にも触れています。やはり、自然の中にいるときとまったく違って、ストレスを感じるようです。

貧困、格差社会についてものべています。
ヘレンの奇跡は、努力のたまものなんだけど、家がそれなりに裕福だったからこその結果ともいえるような気がしました。

旧約聖書の一説なんかが所々に出てきてそれもまたおもしろいところです。




ワールドカップ決勝T!!!

2014年07月01日 | スポーツ
【W杯】ドイツ、延長戦で底力発揮 ひたむきにシュート29本(産経新聞) - goo ニュース

ドイツが苦しみながらも勝ち抜きました。

なんでも82年のスペイン大会以来の因縁があるようで…

当時の雑誌をみてみましたが、初出場のアルジェリアは西ドイツに勝利、チリにも勝って2勝したようです。そして、西ドイツとオーストリアの試合の結果次第で2次リーグ進出だったようですが…
西ドイツ対オーストリア戦で西ドイツが1点取った後、お互い2次リーグに行くためにそのままだらだら試合をして客はブーイングの嵐だったようですね。アルジェリアコールまで出ちゃったそうです。
そして西ドイツとオーストリアが仲良く2次リーグに進出。アルジェリアは残念ながら1次リーグ敗退という結果でした。


そんな因縁はともかく、すごい試合になりました。両キーパーがすごすぎです。

決勝トーナメント、すごい試合ばっかりですね。