唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

スタートレック TNG / 両性具有ジェナイ星人

2007年08月11日 | スタートレック
ハッピーエンドじゃないところが良いですね。

自分の性に違和感を感じでそれを表に出すと社会的に排除されてしまうという話ですが、「彼女」は、社会に性をおさえることを強制されてしまいます。洗脳されてからはすっきりしちゃったわけですけど、ライカーさんはすっきりしないですよ。
思いが盛り上がっちゃったところでさっとかわされてしまいます。


トンマッコルへようこそ

2007年08月10日 | 映画 た行
トンマッコルへようこそ

日活

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けっこう長い感じがしたのは、本当に長いのかもしれませんけど、ちょっと退屈なところもあったというのもあると思います。

お話は、結構良心的というか、まじめにがんばっている気はしますが、最後の戦闘シーンとか、いのししのシーンとか、凝った(?)映像のところが、ありえんだろう!って感じがして・・・・

スミスさん救出しないで、そんな爆撃しちゃっていいの?つかまっちゃった人、いつのまにか仲間だし、なんであんないっぱい爆撃機を何で飛ばしたのか、あんなに密集しているのか、飛行機の機銃って、まともにあたっても体の形が残っているほど威力が無いのか、それ以前にそんなにあたらないものなのか・・・あたらないでしかも威力も無いんじゃダメじゃんって感じです。たかだか5人に「なにやってんの!」と思っちゃったら、かなり冷めてしまって・・・・

いや、それより結論が戦闘なんて・・・

もんくばっかりいってますが・・・・

戦争をしているもの同士が違う環境に一緒に身をおいた時に敵は敵のままなのだろうか・・・人間同志で憎しみあって殺しあう必要なんかないじゃないか、ましてや同じ民族なんだから!ということだと思います。殺しあうことが人間の本質ではない。それは、同時に、国家という縛りの限界を表しているのかもしれません。

長老への容赦の無さはちょっとひどすぎ。


カポーティ

2007年08月09日 | 映画 か行
カポーティ コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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なんか、暗い重々しい映画です。そしたら、実話だったんです。余計重いじゃないですか。

殺人事件を追ってドキュメンタリー小説を書く作家の話ですが、犯人には友人のように接しながらも、心の中は、本を書くことだけしかなくて、そのために、心を利用して行くわけです。

守るようにみせといて、題名は「冷血」まさに、筆者自身が執筆のために冷血になっていたわけです。

犯人との関係も、友人のまま真実がばれないまま絞首刑になって、本もうれて、名声を得るという構想が、刑期の延長によって狂ってしまうわけです。そして、自分のしていることもその人にばれてしまって・・・早く刑が執行されないかとそればっかりをのぞむようになり・・・

しかし、さいご、刑が執行される時にそのあやまちにきづいたのでしょうか。
そのどうにもならない時になってはじめて、彼を救いたいと思ったのかもしれません。いや、彼を救いたいんじゃなくて、自分が救われたかったのでしょう。でも、ときすでにおそしです。彼にしてしまった過ちと彼の死を背負って・・・・その「冷血」の執筆以後は完成作品は無いんだとか。そして、アルコール中毒で死んでしまったそうです。自分の行動が自分の人生を壊してしまったんでしょうねえ・・・・

ああ・・・長かった・・・暗くなる・・・・

そう。相手を信用させる時に、彼は自分の事実を言うわけです。彼は心を開いて自分のことを話してくれていると思わせるわけですが、それ自体が手法なんです。
それで信頼を寄せてくれた人を次の瞬間あざ笑うことができちゃう悪いやつです。

最後の絞首刑の時に言い残したことはというところで「何を言おうかわからなくなった」みたいにいうセリフ。彼は自分の日記で晴の舞台での自分のスピーチの時の原稿を用意していた時のセリフと同じなのですが、その意識とは関係なくつい出てきた言葉が一致しているところがここのミソですね。

しかし・・・・冷血を描いた冷血男を描いた映画をつくった人も冷血?今度はその映画をつくった人を描いた物語ができるかも。


かもめ食堂

2007年08月08日 | 映画 か行
かもめ食堂

バップ

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小林さんが素敵ですね。小さい感じで、でも意志がある感じで・・・しかも優しい。いいですね。
何事も無く淡々とした毎日ですけど、その毎日がとても大切な日々になっている気がします。時間の流れを気にして生きている自分にとっては、そういったゆったりした時間がとても貴重なものに見えます。でも、この大切な時間は、長い時間をかけてしか手にすることができないのではないでしょうか。

ちょこっとした連休の中で、いくらゆっくりしようといったって、そうゆっくりできるもんではない。後何日ある・・・ああ、あと3日、ああ・・・後2日しかない。あと1日・・・明日は出勤か・・・・なんて、先の事があるからダメですね。仕事に戻りたいと思うぐらいいっぱい休んでみたい。

あの3人には、そういった、先を自分で決められる時間的余裕があったからこういった物語ができたわけですが・・・・時間的余裕をつくったのは、自分自身であったわけだから、そういう決断をできたことがすごいことなのだろうと・・・・まあ、勝手に思っているわけです。

そして、3人になってしまったら、そこから、元に戻ってしまうのはとても寂しいことなんでしょうね。
おにぎりにフィンランドのものをつかおうとした時はちょっとうざかったんじゃないかな?でも、それを実践による検証で結果を出すところがえらい。優しさですね。勝手な解釈ですが・・・・

なぜメインがおにぎりなのかを語る場面は、そのかたりのところでなく、それを聞いたはいりさんが 泣いてしまうところに涙が出ました。そういえば、はじめての食事の時にご飯をためて泣いたシーンも、涙が出てきました。2回とも何にも語られてないけど、そこにあったなにかを勝手に感じ取って、こっちも涙してしまうのですねえ・・・

もたいさんも冷たい人かと思いきや、語り口がやさしくていいキャラでした。

3にんとも、どうしてここに?というのは語られていませんね。でも、それは必要ないのです。そこに3人がいることが大事なのでしょう。なんのこっちゃ。

外国の人は、日本映画的外国人だと思いました。

食堂、広いと思ったけど、結構タテに細長くて・・・・客がはいったら案外狭い場所だったんですね。そこがねらいか?

マイアミバイス

2007年08月07日 | 映画 ま・や・ら・わ行
マイアミ・バイス

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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途中で見るのを止めてしまったので、面白いのかつまらないのかわかりません。
体調のせいか、映画のせいか・・・それもわかりません。
なんか、運び屋が何たらで、眺めのいい部屋でみんなでよってたかって「お前がやれ」とかなんとか、問い詰めているところを見てたら、もういいかな?って・・・

そこまでみての感想ですが、たれこみやかなんかと高速道路みたいなところで話しているところはちょっとするるが・・・スリルがあったけど、一回あたりを見回すところで敵の殺し屋に殺されちゃうんじゃないか?と思ってたら、飛び出しかよ!って感じでした。

さて、結末はどうなったのでしょうか・・・・
・・・というか、事の起こりはなんだったかな?
まあ、何でもいいや。
というわけで終りです。

・・・あ、なんか無駄なセックスシーンありましたよね。なんのため?それも最後まで見てないからわからないだけかもしれませんが、自分が見た少ない時間の中では何の意味もないシーンでした。
ここからは想像ですけど、そのシーンに意味をもたせるには、あの女の人が死ぬとか、誘拐されるとかしかないような気がする。無慈悲な相手のようだから、「むごい死に方」しかないかな?

・・・こんな余計なこと書いている間に少しでも映画を見たほうがいいかもしれませんが・・・・

・・・無意味なシーンよりも無意味な書き込みでした。





救命士

2007年08月07日 | 映画 か行
救命士

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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なんか、すごい世界です。気が狂いそうな状態で仕事を続けています。
貧困と社会のゆがみなんでしょうか。生と死が本当に身近な世界があります。そこでは、命の重さはよくわからない無重力状態です。それぐらい大量の死が町を覆っているようです。

病院はたくさんの命があふれていて、同時に多くの死もあって・・・・たくさんの死の経験からか、じっさいには感情を殺して客観的で冷静になることが一番大事だというのもあるだろうけど、・・・なんにしても、しかこの異常な状態をのりこえる冷たさが必要なんでしょうか。

たしかにいちいち死んでいくたびに心を痛めていたらおかしくなってしまう。

でも、あの救命士のように救えなかった一人の死がずっとまとわりついてきちゃうことだってあるわけで。

やっぱり命を大切にしているからこそできる仕事でもあるわけですね。

映像自体がすごくぶるぶるしてて、それが、おもしろい。異常な世界が普通になっている異常さを出している。なんのこっちゃ。

哀れみと不快さの葛藤か・・・いい言葉です。監督の言葉です。

それでもボクはやってない

2007年08月04日 | 好きな映画・良かった映画
それでもボクはやってない スタンダード・エディション

東宝

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日本の裁判の現実がここにある!!って感じです。
犯人と決め付けられ自白を強要され、都合の悪いことは隠してしまう。それだけで検察側に有利なのに、裁判官までが、有罪を連発させた方が生きていきやすい仕組み・・・そもそも何のために裁判があるのでしょうか。真実を追究することじゃないのかよ!って本当に思います。そして、無実の罪で苦しんでいる人がいるわけで・・・被害者だって、無実の人を罰してほしいと思っているわけではないだろうに・・・真実を究明して、それを元に判断するしかないのに・・・そこに、印象とか何とかよけいな物をつけてしまったら・・・・

無罪とがんばればがんばるほど立場が悪くなるというのもおかしいですよね。まったく。

「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜を罰するなかれ」

オープニングのこのメッセージは非常に大切だと思いました。

怖いな。無罪なのに部屋あらされて、えろビデオとかを証拠にされて・・・

カジュアリティーズ

2007年08月03日 | 映画 か行
カジュアリティーズ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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ベトナム戦争の話。
アメリカの兵士が村の女性を拉致してレイプし、殺してしまいます。

エリクソンは、ベトナムを救いにきたと、この戦争を正義の戦争と思ってやってきたのですが、この戦争の現実を見るわけですが・・・

この戦争が正しかったか正しくなかったかという大義はとりあえず置いておいて、生きるか死ぬかのぎりぎりの状況で、人としての正しい道を選択できるのか、問われるわけです。

エリクソンは、抗議もしたし、その行動に参加しなかった。それは正しい行動です。ただ、それを止めることができなかったのは、やはり、軍隊の組織にいる人間には、それが精一杯の抵抗だったのでしょう。・・・この行動に出ることができるだけでも、すごいことだと思いますが、それこそ生きてかえれなくなってしまうのではないでしょうかね。

彼も結局助けられなかったという点では、本当に正義を貫けなかったわけで、そこに苦悩があるんでしょうが・・・たしかに、一緒に逃げるチャンスは何度かあったし、止める手段も無くは無かったのだと思いますが、じゃあ、それをしたらそのあと、彼はどうなるのか。ということですね。

戦争の中で、生き抜くためには助け合わなければいけない「仲間」の反感を買うというのは、死を意味するのだと思います。拒否したら、助けてくれなくなる。という不安で、言われるがままにレイプに参加した人もいましたがそれもわかります。

ある意味、殺せば殺すほど英雄になる戦争の中で、ベトナムの女性を一人を殺したことが殺人になるというのも矛盾した話で、この境界線はなんなのか。ベトコンが村に潜んでいる状況の中で、現場の兵士にとってはみんなが敵に見えるし、その敵の女の一人や二人、どうしようがそんなの関係ないじゃないか。という心理がはたらくのもわからなくもない。

ようは、戦争という行為そのものが、「人間性」と対極にあるのだと思います。

裁判の尋問(?)で、「あなたはレイプして殺したことをなんとも思わないのか!」とかなんとか、怒鳴っている人いましたけど、アメリカがおこした戦争自体を正義としておいて、この小さな出来事で人の道をいわれても・・・


ハリーポッター 不死鳥の騎士団

2007年08月02日 | 映画 は行
親子連れが結構いたようです。結構暗い映画だけど・・・

やっぱり、いろいろなやんでいることから一人になろうとしますが・・・本当の強さは愛であり友情なのだという、ありがたいお話であります。

しかし、なんで、他の女の子なのかねえ・・・

学校のしめつけは・・・まるで日本の学校のようで・・・モデルになってたりして・・・