唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

スティーブン・キングのデスペレーション

2007年11月13日 | 映画 さ行
スティーブン・キングのデスペレーション

ワーナー・ホーム・ビデオ

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警察につかまる最初のところとか、中国の人と仲良くしている絵と現実は違っていたところはなかなか面白かったですけど・・・
最初のほうの警官のときはすごい強そうで、逃げられずに簡単に殺さてしまう恐怖がいい感じでしたが、後半はそれもどんどん薄れちゃって、敵もなんかよわっちくなっちゃって・・・

クモをつぶすところは気持ち悪かった。

こんなに神様神様してるのはちょっといやだなあ・・・

萌の朱雀

2007年11月11日 | 映画 ま・や・ら・わ行
萌の朱雀

バンダイビジュアル

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静かで淡々とした空気がいいです。
ちょっと間違えば退屈な映画です。セリフもよく聞き取れなくて、家族構成がいまいちよくわからなくて・・・でも、最後までちゃんと見れました。

見終わった後に自分が思っていた家族構成は、連れ子同志の再婚家庭だったんだけど、説明文を見たら、違うみたいです。まあ、思い込んでいても矛盾はないお話でした。たしかに言われてみればお姉さんが何たらとかいうせりふはあったけど、よく聞き取れなかったし・・・
聞き取れないといえば、トンネルとか、会合での話とかも、それが何を意味するのかは解説文を読んではじめてわかったぐらいでした。でも、それによって何か困ったことがあったかというと、とくにないのが不思議。お父さんの死も電話のシーンがよく聞き取れなくてはっきりとはわからなかったんで、その後登場しなくなったことで死を認識した感じです。なんか、やけっぱちになって警察につかまっちゃったのかも・・・とも思ったし、なにより、死ぬ時に山から(家から)下りていくところで、倒れた奥さんのかわりに働きにいくのかな?なんて思ったし・・・そんな勘違いを重ねながらの鑑賞でした。

それぐらい映画の中身がわからない、セリフが聞き取れない中でも、退屈だとか、つまらないとか、全く思いませんでした。(なんか同じようなことくり返してる?)

家族の中の心の中の葛藤というか、ゆれ動く心が映像であらわれています。人間の生活を包み込んでいる景色に見とれちゃいます。セリフが少ないところにリアリティを感じました。聞き取れない会話もリアルといえばリアルかも。
何より、女の子がかわいい。80年代のアイドルみたいな素朴さがいい!

最後の握手のところは自然と涙がこぼれます。

家族って、幸せの絶頂期もあるけど、次の家族の再構成をしていかないと、だんだんばらばらになっていくんですよね。自分の経験でもそうですが・・・子どものころの両親と2人兄弟の家族を構成していたときの幸せな気持ちは、母の死、自分の上京、父の死によって崩壊しました。あの頃を振り返ると、自分にとっての絶対的な幸せがありました。(今考えればですが)両親に守られていたんだろうと、いまは思えます。愛情を注いでくれる人の存在が確かにあったと思います。それを失ってしまったいまは・・・37歳になってなにを・・・と思いますけど・・・
違う人生もあったはずですが・・・現実はどうも・・・
・・・なんてことを考えてしまいましたが・・・あまり映画とは関係ないかな?

いや、やっぱり、人間の生活の知恵とか、歴史的に積み重ねられてきたものが大企業や政治の横暴によって無残につぶされていくのは嫌だなあ・・・それも歴史と言えばそうなのかもしれないが・・・いや、そんな話ではないんですけど・・・

GOAL!2

2007年11月08日 | 映画 か行
GOAL!2 STEP2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦 プレミアム・エディション

ショウゲート

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・・・あんまり面白くないなあ・・・なんか、半端な気がする。
弟とお母さんのところはよかったけど、肝心の試合が半端な気がします。

実際のの選手がいるのが売りみたいなところもあるのかもしれないけど、そことのからみもあまりないし、そうなってくると、それを出したことで逆に違和感が出てくるというか・・・

スローモーションが多いのもなんかいや。


衆院選に政治生命懸ける 民主・小沢代表が辞意撤回

2007年11月08日 | ほか
衆院選に政治生命懸ける 民主・小沢代表が辞意撤回(共同通信) - goo ニュース

茶番ですね。
2大無責任政党制を目指しているのでしょうか。
民主に何も期待してませんし、自民党と何にも変わらない政党とは思っていたけれど、こんなに組織として何でもありなところだとは思いませんでした。

小沢氏が自民党に対してよく言っていた、「民意」という言葉。少しでも国民の方を向いているんだったら、参議院選挙の結果を受けてこんな選択はなかったと思います。

結局、政権をとることが目標で、その手段として、「民意」とか、「暮らし第一」とか、受けのいい言葉を使っているということなのでしょう。

で、この結果、海外派兵の恒久法とか個別の課題で一致させちゃったという点で、やろうと思えば一気に悪政の推進のアクセルを一緒に踏める関係になったわけで、そういう意味で収穫があったんだろうけど・・・自民も民主も、民意が求めたものでないこの談合政治を国民が許すのか。・・・ということなんでしょうけど・・・

マスメディアも、今は「茶番だ」とか、批判的にいってますけど、それだって、選挙が近づけばまた民主を褒め上げて2大政党の流れをつくっていくんでしょう。

亀田の問題にしても、政治の報道にしても、他人に反省を求めても自分は反省しないからなあ・・・ダメダメいう割には自分のダメさは棚にあげるからなあ・・・

日本の腐った政治や社会を支えているのがテレビや新聞だと思います。
見れば見るほどうんざりしてくる。

Greatest Hits / Stevie Ray Vaughan

2007年11月08日 | 音楽
Greatest Hits
Stevie Ray Vaughan and Double Trouble
Sony

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はじめてCHANGEITをプロモーションビデオでみたときに、その独特のべっとり感というかまとわりつき感とでもいいますか・・・声の印象からなんでしょうけど、少しなじめないところがありました。でも、何度もそのビデオを見るうちに曲に慣れてきて・・乾いた大地とサボテンと、酒場とさそりと、蛇もいた?そんな中で、一人で首をすくめてギターをひいている姿が少しずつかっこよく思えてきて・・・今考えると、サングラスがべっとり間を出していたのかも。でも、SRYさんとの関係はずっとそれだけの関係だったわけですが・・・

ある日、うちの兄がライヴを買ってきまして・・・それでこの方のほかの曲も聴くようになりました。テレビでは、そのライブアルバムに収められているスティーヴィーワンダーの曲がなんかいか流れていて・・アルバムもオープニングからギターがうなりっぱなしでジミヘンの曲も入ってたりして、もちろんチェンジ・・も入っていて・・・

でも、やっぱり、若さゆえなんでしょうかね。深くはまることはありませんでした。

勢いで買ったお兄さんとのアルバムもほとんど聴いてません・・・

深くはまらないと書きましたが、チェンジイットは、たまに思い出したように頭の中をぐるぐる回ってました。

それで、今回勢いというよりは流れで買ってみたら、すごい聴きやすくて、ギターもすごくて、ライブで聴いた曲もあるし・・・で、久々のチェンジイットでもうぐちゃぐちゃです。
LittleWINGのインストもはいっていて・・・しみじみ聴いちゃいます。

亡くなって何年たつのでしょうか。
確かヘリコプター事故だったと思います。今さらですけど若くして死んだのが惜しまれます。

太陽のない街

2007年11月08日 | 映画 た行
太陽のない街

エースデュースエンタテインメント

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大正15年ごろの解雇撤回を求める争議の話です。

作品自体も古い作品なので、セリフが聞き取りづらかったり、ちょっとなじめないところもありますが、話の中身はかなり重い話です。

労働者の団結を何とか崩そうと、会社や権力の側もいろいろ仕掛けてきます。争議団の中にスパイを送り込むとか、工場の火事をでっちあげるとか、放火未遂にじょうじて幹部を捕まえちゃうとか。暴力団を雇ったり、なんたらかんたら・・・内部だって動揺もするし、裏切りもあるでしょう。

そんな中で、団旗を守り通す姿は、どんな弾圧にも圧力にも負けない決意があらわれています。妹が警察に殺され、父親も死に、打ちひしがれているお姉さんの最後の笑顔は、それでも希望をもって生きてやるということなのだと思うんだけど・・・

妹が連れ去られるところでお姉さんが必死にそれをやめさせようとするところとか、ちょっと涙が・・・

おばあちゃんがすごいいい感じです。

こういう命がけのたたかいが今ではあたりまえになっているような労働者の権利をつくってきたんだろうと思います。同時に、今の日本を見たときに、かなりひどい労働条件のなかで働かされている状況があって、今だからこそ、労働者の団結が必要なんだろうと思いました。

金環蝕

2007年11月07日 | 映画 か行
金環蝕

パイオニアLDC

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長いと思ったら2時間35分・・・1975年の山本薩夫監督の作品です。
「まわりは金色の栄光に輝いて見えるが中のほうは真黒に腐っている」バーン!と、始まります。

巨大ダム建設の不正入札をめぐっての政治とゼネコンの汚いやりとりを中心に、新聞記者とか、党内のはみ出し者みたいな人とか、金融のおじさんとか、絡んでいろいろ厄介な話なんですけど・・・

一人として国民の立場からものを言う人もいない、腹黒い連中の争いを見せられただけで、結局何も変わることがなく映画は終わってしまいます。
汚さで上を行くものが生き残る世界のようです。

今では自民党の単独政権なんてありえませんが、昔は、自民党が単独で政権についていない方がおかしかった時代だったんですね。

残念なのは、与党の民政党しかでてこなかったところです。

政治と金、酒、タバコ、女・・・いやな世界です。
半端な悪は消されていって、本当の悪だけが生き残るようです。

入札も面白いです。業者はなるべく少ない金額のほうが有利と思われるわけですけど、想定金額より低すぎると手抜き工事とかがあることを考慮してなんでしょう。これより低いとだめというのをあらかじめもうけておいて、その金額の70%なら70%を下回らないうちの低い金額となるようです。なるほどねえ・・・

宇野さん仲代さん三國さん、すごい人たちが出ています。
 

父と暮せば

2007年11月05日 | 映画 た行
父と暮せば 通常版

バンダイビジュアル

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広島の原爆の映画です。
この映画で面白いと思ったのは、ほとんどがお父さんと娘さんの会話で話がすすんでいるところです。舞台を見ているような気分になります。たぶん、意識的だと思いますが、カットも少なかったと思います。2人の役者のガチンコ勝負ですね。

娘さんの幸せになってはいけない・・・という思いは、自分の思いもそうだけど、実際には社会の目も被爆した人たちに対して冷たかったのだろうと思います。それでもやっぱり生きている以上は、いくら押さえつけようとしても、そういう、生きている喜び・・・実感を感じたくなるし、その葛藤がお父さんを生み出したのだろうと思います。

お父さんは娘の気持ちを盛り上がらせながら・・・思いとどまらせるような余計な一言もぼそっと言います。やはり、幽霊が出て来たというよりは、心の葛藤がお父さんを生み出したのだろうと思います。

最後の、ジャンケンのところ・・・むごい別れ方がどうとかいうところは、カップヌードルの麺を口にくわえたまま涙が止まらなくなりました。
こうやってむごい別れ方をした人がたくさんいて、大好きな人たちを見捨てて逃げなければならなかった状況。こんな体験をしたらやっぱり心の傷は癒されることはないと思います。生き残ったことを申し訳ないと思う気持ちというのは、ずっとずっと、消えることはないのでしょう。

原爆の時、あの時の広島は死ぬのが当り前で生きているほうがおかしい・・・というセリフがありましたが、そんな状況を人間がつくり出したことを見なければいけないと思いました。



パリ、ジュテーム

2007年11月05日 | 映画 は行
パリ、ジュテーム プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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いっぱいお話があります。いろんな監督が作ったみたいですけど、よくわかりません。

最初は短すぎてなんか半端な気がして、中盤はまだ続くのかな?と思って、後半は・・・人を愛するっていいなあ・・・と思いました。

どうやったらそうなるのか、どうして離れていくのか・・・人それぞれにいろんな経験をしていて・・・タイミングとか、きっかけで、また違う人生もあったかも知れないのに、でも、そうはならなくて今の現実しかないんだけど・・・なんでそうなっちゃったんだろうとか、そういうものを背負いながら生きているんだろうな。幸せな時間や失敗したり後悔したりしたことも含めて、心に刻み込まれている。

イスラムの女の子がかわいくてよかったな。男の方もいい青年な感じがよかったし。偏見と無知と・・・でも、この人と結ぶつきたいんだよって感じが良いです。きれいな一目ぼれです。

あかちやんのやつは、自分の赤ちゃんを預けて他の赤ちゃんの面倒を見る。そこの愛情の差というか、やる気の差というか、向き合い方の差を歌と表情で見せてくれます。手の動きもそうですね。

白血病のは、ほろっと来ます。愛とか、人のつながりの不思議さがありますね。彼女の死を意識したときになくなっていた愛がはぐくまれて死によって心に焼き付いちゃうなんて・・・一番そばにいたいと思ったときにその人がいないというのはつらいもんです。音楽と男の語りがとても雰囲気を出してます。

パントマイムの派すごい面白いです。見ていて面白いんだけど、悲しいみたいな。すごい不思議な世界です。

ギャスパールの話はそういうおちかよってかんじでまたおもしろい。

麻薬のもあら期待はずれって感じだし・・(話が期待はずれだったわけじゃない)

黒人のやつはかなりぐっと来ました。悲しいです。

盲目のやつもそういう落ちかよって感じだけど、ショックなときの映像がとても良いです。

離婚のやつ・・・人って好き合っていても離婚するんですね。勉強になるなあ・・・店のおごりって粋だねえ・・・

一番自分が身につまされたのは最後のです。
この女の人も、いろいろ恋愛したり結婚するチャンスだってあったけど、それを実現することができなかっただけなんでしょう。孤独でない人生になっていたかもしれなかったけど、そうならなくて、そして歳をとって、パリに一人でいたときに、自分が求めていたものの大切さを感じたのでしょうか。人と人生を分かち合うってすばらしいことだと思いますよね。そりゃ苦労もいっぱいあるだろうけど。みんなが持ってて自分に無いものです。

それで音楽がとても印象的で、この字幕の歌詞でこの映画がわかったような気がするんです。でも、わかったような気がしただけであまりよくわからないんです。漠然とちょっと心が寂しくなります。人恋しいです。

っていう映画でした。




茄子 スーツケースの渡り鳥

2007年11月03日 | アニメ
茄子 スーツケースの渡り鳥

VAP,INC(VAP)(D)

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スポーツものはやっぱり燃えますね。しかも舞台は日本。栃木県。主人公が外国の人なんで、外国の映画に日本が登場するなんて・・・なんて、瞬間区くすぐったく感じてしまいますが、すぐに「日本映画だよ」と訂正が入ります。(あ、映画じゃないか?)
日本人が外国人を主人公にして日本を舞台にするというのはなんかくすぐったいです。

くすぐったいといえば、前半の方の、べたな宮崎劇場みたいなところはかなりくすぐったいです。前の映画より宮崎さんを感じる。

後半のレースシーンはやっぱり面白いや。スポーツの醍醐味。そして、人間模様というか・・・日本人の女の子に、お前もチームの一員じゃないか・・・みたいなところは、やっぱりジーンときます。

なぜ苦しい思いをしてレースをつづけるのか。人生って何だ?答えは何だ?それは一人一人違うのでしょうね。

Greatest Hits: Back to the Start / Megadeth

2007年11月02日 | 音楽
Greatest Hits: Back to the Start
Megadeth
Capitol

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聴いたことがある曲が次から次へと。
こうやって聴いていると、長い間がんばってきたんだなあ・・・と思ってしまいます。このがんばりは、メタリカへの執着からきてたりして。

独自性という点では本当にすごいですね。デイブムスティンの声も、聴きなれちゃうと、これしかない!となってしまいます。そうなるまで聞かせる音楽性がすごい。

重い・・・というほどではないかもしれないけれど・・・鋭いです。

中日が日本一

2007年11月01日 | スポーツ
最後まですごい試合でした。終わってみれば4勝1敗ですが、内容はすごい濃いです。どっちに転んでもおかしくない、両方とも、強いチームだったと思います。

最終回にパーフェクトだったピッチャーを代えちゃうところはオレ流なのか知らないけれど、ピッチャー出身の監督だったらできないだろうな。

九回、何事もなくてよかった.これで、点取られたり、ヒットうたれたり、いや、フォアボールだってエラーだってできない状況になっちゃいましたよね。こわいこわい・・・優勝の喜びよりも、ほっとした気持ちのが強かったりしてね。

いや、ほんと、面白い日本シリーズだったんじゃないかな?