しこたまらいふ

岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

リトルフォレスト夏秋(2014) 冬春(2015)

2021-02-04 | この頃見た映画とか
       

Amazonプライムで次は何を見ようかなと思っていたら、懐かしい「リトルフォレスト」を発見。さっそく夏秋をクリック。その後冬春も見ました。
この映画、実は平泉の北隣の奥州市衣川と前沢を中心に撮影されたもので、私も少しだけかかわっていました。そのため、存在感抜群の橋本愛ちゃんは間近で見ていましたし、ロケスタッフともいろいろ関わっていました。夏秋が2014年公開ですからもう7年も経ってしまったんですね。

あらすじとか(夏秋)
「海獣の子供」「魔女」などで知られる漫画家・五十嵐大介が、東北の小さな村を舞台に、旬の食材をいかした食事と自給自足の生活を通じて自分と向き合う若い女性の姿を描いた「リトル・フォレスト」を、橋本愛の主演で実写映画化。四季を通じて描かれる全4部を「夏編・秋編」「冬編・春編」の2部にわけて劇場公開する。

一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子。スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料にして食事を作り、日々を過ごしている。大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせるが、そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていく。
2014年製作/111分/G/日本

(冬春)
秋の終わりに、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から1通の手紙が届き、いち子は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始める。そうした日々の中でも季節はめぐり、雪解けとともに春の足跡も近づいてくる。来年もここにいるかどうかわからなくなったいち子は、春一番で作付けするジャガイモを今年は植えるかどうか迷うが……。
監督は「重力ピエロ」「Laundry ランドリー」の森淳一。
2015年製作/120分/G/日本
配給:松竹メディア事業部

まあ、ストーリーは、いち子の揺れ動く心情や心の成長を描いているのですが、この映画の中心は衣川の美しい景色と人々の暮らしです。橋本愛ちゃんが畑や田んぼを耕し野菜や稲を育てたり、山菜を採ったり、そしてそれを調理し食べる食べる。地元の人たちとの交流もとても穏やかで優しいものでした。

野菜の生育には丸1年かかるものもあり、ロケの撮影はなかなかに大変です。上手く育つとは限らないし、時期をずらして何回かに分けて栽培したりで、スタッフの苦労は並々ならぬものがありました。何しろ移住して軽トラまで買ってましたから(^^;

原作者の五十嵐大介さんは、以前衣川の大森に住んでいたことがあり、その時の経験を漫画のリトルフォレストに描いたようでした。舞台の「小森」は、大森からの連想ですね。撮影後も大介さんは衣川を何度も訪れていろんなイベントにも出席してました。

ところで、私のブログのアイコンの猫ですが、実はリトルフォレストに出てくる猫なんです。ロケ現場をウロチョロしていたので、携帯で撮影したのでした。今はどうしてるんだろな?

そういえば衣川の知人も映画に出演しているのですが、そのセリフ?が地元の方言です。テロップを入れないとたぶんわからないんじゃないかなー。内容を知りたい人は、「夏秋冬春の何分何秒の会話」とメッセージして下さい(^^;

おまけ
この映画の「春」の終わりのところで愛ちゃんが神楽を舞うんですが、その場所は旧大森小学校なんですが、実は以前にもここを舞台にした映画を撮っています。今井正監督の「子育てごっこ」(1979)です。主演は、加藤剛、栗原小巻さんでした。原作者の三好京三さんが、大森小学校の先生だったんですね。同じ場所で二回映画を撮るのって撮影所以外では珍しいのではないでしょうか。


 

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