奥州市衣川区にある衣川荘の前にあるお城?(懐徳館)の前には、西行法師の歌碑が2つあります。ところが、お城が震災で壊れてしまい、入口にはトラロープが張られています。この日は、風のない好天に尋ねたので、衣川荘のフロントで許可を得て立ち入ることができました。
一つは、
「とりわきて 心も凍みて冴えぞわたる 衣河見に来たる今日しも」
です。新しくたてたもので、読みやすくなっています。
歌意:とりわけ寒さが心に凍みわたる。衣川を見に来た今日は
もう一つは、大分読みにくくなっていますが、
「ころも川 みぎはによりてたつ波は きしの松がねあらふなりけり」
です。こちらは、震災のせいか、地面から浮いて傾いてしまっています。
歌意:衣川の早い流れの汀に寄って立つ波は、岸の松の根を洗っている
西行のファンは、全国にたくさんいますから、この辺も震災復興してほしいところです。
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