時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

『THE KILLING/キリング』 第6話「交差点」

2013-02-23 02:24:58 | 映画・海外ドラマ

がぜん面白くなってきた。

今回の敵は強大だ。

冷徹にて大胆、躊躇がない。

前作を「静」とすれば今作は「動」である。

スケール感も今作が大きい。

前作は一般家庭と市政を取り巻く事件だったが、

今作は軍と国政を取り巻く事件である。

ゆえに謎解きも仕掛けも大がかりになっている。

娯楽性という点では今作が上かもしれない。

が、しかし、その反面前作のような切羽詰まった緊張感はない。

個々の登場人物の悲壮感が薄い。

被害者家族の悲壮感。

政治家の悲壮感。

刑事の悲壮感。

前作はこれらが極限まで追い詰められていた。

観る側も身を削られるような緊張感に苛まれていた。

今作はそれがない。

良くも悪くもリラックスして観れる。

大がかりすぎてどこか遠くで起きた事件のように感じてしまう。

静寂の北欧の舞台にマッチするのは断然前作の方である。

★★★☆~

コメント (6)
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