もしかしたら明日釣りに行くかもしれない。
とりあえず氷を3個作っておく。
自家製のビニール袋入り氷、ほんとうは6個作りたいところ。
しかし、うちの冷蔵庫では一夜で6個は凍りきれないだろう。
小ぶりのビニール袋に蛇口からチョボチョボと水を注ぎながら自問自答が始まる。
「じゃよ、一生分ということで、天から氷1000個が約束されたらどうよ」
「1000個使い切るまでは永遠に釣りができるわけよ」
「いいね、そしゃーいい。合意する」
「で、1000÷6個=??」
「答えはようわからんが無茶苦茶釣りができるな。一生安泰たい」
◆
〇〇年後、100歳になった私。
孫 「じいちゃん釣り行こうよ。まだ氷いっぱい残っているよ」
私 「わしゃもういけん。体が動かん」
孫 「じいちゃんこの氷使い切らんと死ねんとよ」
私 「わしゃ無理て・・・」