『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』
前作の『アメリカン・ホラー・ストーリー』とはまったくの別物といってよい。
同じ役者が5~6人出演しているが関連性はない。
作風もクオリティーもまったく違う。
前作は古典的ゴシック・ホラー。
感覚的に訴えかけてくるゾゾゾッという恐怖。
本作はシュチュエーションこそ古典的だが演出はいたって現代的。
ストレートに真っ向から畳み掛けてくる恐怖。
小細工なしのパワフルホラーである。
完成度の高さは巷のホラー映画を遥かに凌駕する。
『GRIMM/グリム』
『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』とは正反対のホラーである。
食べ物でいえば定番の「ハンバーグ定食」。
単純明快。
疲れて頭がもたれ気味のときに丁度いいソフトホラー。
見ていて疲れない。
主人公もいたって普通。
最近の海外ドラマには珍しい平凡キャラである。
アホみたいなストーリーだが、へたに格好つけがないぶん素直に見れる。
見飽きるのが早いか、馴染んむのが早いか、これからが勝負の分かれ目だろう。