ドライフードの上に気持ちばかしのウェットフードを乗せる。
先代猫はそうしないと餌からプィと顔をそむけ露骨に怒った。
新参のロシアンも似たような行動をとる。
贅沢とはやっかいなものよ。
一度身につくとそれが当たり前のように思ってしまう。
こういうことなら最初からドライフードだけを与えればよかった。
ところがである。
先月、大量買いしていたロイヤルカナンのウェットフードが底をついた。
オカンは新たなウェットフードを買おうともせずドライフードだけを与えはじめた。
当然ロシアンは不満をぶちまけるものとおもっていたらそうではなかった。
今日にいたるまで、不平も漏らさず、ドライフードだけをかつれ食いしている。
喜ばしいことだが、これはこれで寂しいものである。
けなげというか、ロシアンがいじらしく思えてならない。
哀れなロシアンに少しだけウェットフードをかけてあげようではないか。
てなわけで、今日ホームセンターでウェットフードを買った。
ロイヤルカナンは高いのでカルカンにした。
これを小さじで一杯だけドライフードの上に乗せてやる。
そうすることによって猫も人も満足するのである。