10年くらい前にも見た。
深夜番組で後半の1/3ほど。
昨夜は後半の3/5ほど見た。
前回見たときよりも心に刺さるものがあった。
死刑廃止論には断固反対の立場だが、こういう設定、こういう撮り方、
こういう演じ方、こういう美化のされ方を見ると少しばかり心は揺らぐ。
後半しか見ていないので多くは語らない。
しかし、この世の中には救いようのない根っからの悪人がいる。
そういう悪人にはこの映画のセオリーは当てはまらない。
この世には排除するしかない人間がたしかに存在するのだ。
ゆえに、この映画を社会的に評する気にはなれない。
たとえヒューマンドラマとして優れた作品であったとしてもだ。