ドームキルト展、もう少し書いてみます。
小野ふみえコレクション「キルトに聞いた物語」の
コーナーは、小野ふみえさんの著書「キルトに聞いた
物語」拝見していたので、興味深く見たかった。!
というのが 本当の気持ち。しかし…
多くの作品を、短時間で見ているので いざ、時間が
経過すると記憶が曖昧になっているのです。
今回は、買い物はそこそこに、ほとんどの時間を
キルト鑑賞に費やしたので、今、思うと
短時間に多くの鑑賞は無理!だったかも…。
ちょっと、失敗したかな…。
その、薄らいだ記憶の中に…。
「三角布のチャームキルト」1890年頃182×182cm
は大変印象深い。
著書で確認してみましたら…
小野ふみえさんがニューハンプシャー州のキーンと
いう街(ポーツマスの北)のアンティーク店街で巡り
会ったチャーム・キルトだそうです。
一つとして 同じ布を使用していないというのが、
チャーム・キルトと言うそうです。(999種以上違う
布を使用し同じパターンで全体を埋め尽くすキルト)
小野ふみえさんは、「 きっと、布のセールスマンが
デザインが変わって不用になった布の見本帳を
奥さんが大事にためて、チャーム・キルトにしたので
しょう。」と、書いています。
(「花かご揺りかご」小野ふみえ著参考)
キルト1枚・1枚に綴る物語があるのですね♪
19世紀後期、120年位前に生きていた布が、今、
日本の地で…!なんて、考えると楽しいです。
「何度も水をくぐったキルトです。孫達が何人も、
おばあさんといっしょに、このキルトで遊んだので
しょう。」とも書かれています。
文字どうり、おばあさんであろう作った方の心が
ダイレクトに伝わってくるキルトでした。
思うのですが、120年前の時代が、キルトに乗って
ワープしてくるから、懐かしく感じるのでしょうか。
120年を経た布を前に、温かい気持ちにさせて
もらえました♪
またまた、キルトが好きになってしまいそう…♪
小野ふみえさんのアンチィークキルトコレクションが
著書
「花かご、揺りかご」「キルトに聞いた物語」に掲載されて
います。
どんな風に著者が手に入れたかとか、手に入れた
アンティークキルトが語っている物語が綴られています。
その中の、何点か、本物を見ることができたというのが、
感激でした。♪