月の瓶詰~ブログ版~

こぼれゆく時の欠片を瓶詰に。

「細川家の至宝 ~珠玉の永青文庫コレクション~」感想。

2012-01-22 17:12:29 | 旅行記
先日、九州国立博物館の特別展、
「細川家の至宝 ~珠玉の永青文庫コレクション~」を見に行きました。
普段、博物館や美術館に出かける時は
開館と同時に先頭グループで入れるよう、計算して出発するのですが…、
今回はあまり計画せずふらっと行ってみました。

センター試験当日だったら、天満宮参拝客は少ないに違いない!
…という推理は大ハズレ(^^;
参道は家族連れやカップルで大にぎわい。
(天満宮といえば、昔はカップルで行くと別れる…なんて言ったものですが、
 最近はあまり気にする人もいないみたいですね。)
博物館の方はちょうど好いくらいの人出だったので、ほっとしました。
せっかくの特別展、じっくり見たいですから(^^)



写真は九州国立博物館提供のものです。感謝!


その特別展。
素人目にも、一つ一つが素晴らしくて保存状態も良く…。
ああ、イエが続くというのはこういうことなんだなあ、と思いました。
様々な時代があり、いろいろな人がいて、現在に至る。凄いことです。
系図・年表を思い描いただけで、気が遠くなりましたよ(^^;

今回、文化交流展では
徳川美術館所蔵「国宝 初音の調度」が展示されていましたが、
そちらに較べると、細川さんの御宝は全体的に質実剛健といった印象。
実用性を重視した鎧。宮本武蔵さんの絵。
いいですね~、好きです(^^)

華やかではないけれど、実がある。
これは、現在の熊本県や人、学校のイメージとも重なる気がします。
殿様の家風が、やがてその土地の空気そのものになったのだとしたら…。
つい、我が地元の殿様のことを考えてしまいました。
もうちょっと、こう…いや、何も申しますまい(^^;


帰りにミュージアムショップをのぞいてみたところ、
ふろしきやてぬぐいがかわいくて、ついつい長居してしまいました。
結局、さくら柄のものを衝動買い(^^;
最近、街でさくら柄の物を見かけると、つい引きよせられてしまいます。

春ですねえ…。