月の瓶詰~ブログ版~

こぼれゆく時の欠片を瓶詰に。

映画「暗殺教室」感想。(※ネタバレ注意!)

2015-03-22 18:43:47 | モノガタリ
昨日、映画「暗殺教室」の初日舞台挨拶中継回を見てきました。
原作は未読。
高く評価されている作品だと知ってはいたものの、
原色に何とも言い難い顔(図形)が描かれている表紙、そして何よりそのタイトルが…
まあ、早い話が食わず嫌いです(^^;
映画はせんせーの件につられてホイホイ…それも真相が不明だったからこそ、
かえって行く気になった次第。


本編1回目。
おじゃんぷさんのファンが中心かな~と思いきや、
『週刊少年ジャンプ』の読者と思しき男の子たちが多かったです。
『暗殺教室』、実にまっとうな学園モノ、青春モノでございました。
教育の本質ここにあり(←決して大げさではないと思う。
配役も絶妙で(^^)
単なる話題作り枠かと思っていた、天使すぎるアイドルや知英さんが
うまくはまっていたのは嬉しい誤算。
菅田くんのおいしすぎるポジション、桔平さんの軍人的格好よさ、
高嶋政伸さんの怪演ぶりは言うまでもなく…。
そう、怪演。主人公・潮田渚役の山田くんも見事でした!
影が薄いようでいて、実は
暗殺者として最強の武器(人を油断させる笑顔)を持っているという…。
イトナとの決着にはドキッとさせられました。"怪物"とは渚くんのことでしょうか。

さて。
完成披露試写会ではエンドロールが特別版だったと聞き、
いよいよ公式発表!と目を凝らしていたところ…"殺せんせー"とだけ書かれていて。
あれれ、このまま隠しておくのかな…。
すると最後の最後、せんせーが出てきてぐいっとひと引き、勢いよく遡っていく文字!
置き換わる"二宮和也"の名
(やっぱり!と歓声の上がる場内。予告では微妙でしたけど、映画全体を見るとね。)


中継1回目。
30分程度だったでしょうか。
暗転した中に登場するせんせー(タコの方)、反対側からひそかに登場する二宮くん。
手品と同じ要領ですね(^^)
キャスト陣の反応が変だな~と思ったら、
主演の山田くんすらせんせーの正体を知らず(※ニノさん曰く嵐の人は知っていた
撮影終了後(秋)に二宮くんが決まったとか。ホホウ。
エンドロールも、舞台挨拶会場の六本木だけは試写会バージョンだった様子。
うまいですなあ~。
だけど、…あとは箇条書きでまとめます(^^;
メモを取っていなかったので、2回目(!)と混じっている恐れありです(^^;;

・マスコミ数少なめ、劇場中央での「大ヒット!」撮影もなし。
 ああ、嵐さんの主演作が異例なんだなあと気づいた瞬間でした。
 …また、リスクヘッジとして二宮せんせーが用意されたのかと思った瞬間でもあり。
 初動は確実に稼げますからね。
 その手が吉と出るか凶と出るか、微妙な気もしますけど(^^;
 中継カメラまで主役そっちのけ、二宮くんを映しがち…(^^;;

・公開前の宣伝活動に協力できなかったと詫びるのは、実に二宮さん的だなあと…。
 そして唐突な「妬くなよ!」。
 これ、完成披露試写会で山田くんが口にした言葉だったんですね~(^^)
 ちゃんと見ていたことをこう伝えるのも、二宮さんクオリティ!

・最初の特報は低い声バージョンだったかもしれない。
 最終的には1オクターブ上で決着!

・桔平さんがとっても嬉しそうで、山田くんも先輩との共演が叶ったことに感謝。
 あくまで山田くんが主役なのだということを見失わない二宮くん。
 キャスト陣に救われた気がします。
 妙な売り方をしなくても勝負できる良作なのになあ…。
 (明日の「めざまし」も二宮さんをメインに据えそうな予感大 ^^;)
 写真撮影は山田くんと二宮せんせーの握手。おおう…。
 わたしが見ていた映画館では一番盛り上がった瞬間でした。ホッ。

・現地で一番歓声が上がったのは、タコの方のせんせー退場(だったと思う)。ホッ。


中継2回目。
今度は上映前に20分程度。…ということでメモ少々。

・マスコミ取材が入らずリラックスしたのか、関西弁が出る菅田くん(^^)

・フジテレビの映画で、日テレ(「弱くても勝てます」)の話をしちゃう二宮せんせー。

・さらに二宮さんメインと化す司会進行
 『海猿』原作者がフジテレビに絶縁宣言した件を連想してしまいましたよ(^^;
 山田くんが主役だと釘をさす二宮くん。冷静な大人の山田くん。
 この二人に救われた感が…。


本編2回目。
正直に申し上げましょう。
今まで、中継のために2回映画を見ることはたびたびありましたが、
2回目はいつも睡魔との厳しい闘いが繰り広げられていたのでございます(^^;
いや、決してツマラナイ訳ではなかったんですよ!
一週間の疲れがどっと…空調も椅子も気持ちよくてですね…(^^;;
だけどもだ・け・ど♪
「暗殺教室」は2回目の方がさらにテンポよく面白く感じて、
一瞬たりとも眠くはなりませんでした。
先の展開は分かっていても、同じシーンで大泣き(^^;
冒頭のシーンは水がありますけど…?とか。
この瞬間、この人はこういう表情をしていたのか~とか。
あっ、これは(演者も知らぬ)伏線だったか!とか。次々に発見があって。
白装束の男と理事長の声が似ていたのも気になるところです。
楽しすぎる…。

「触手なりけり」で歌を詠めるかどうかはともかく(^^;
自爆テロを許さず、他人にそれを強いることはさらに許さず、
まっとうな(?)暗殺であればどんと受け止める覚悟を持ったせんせー。
生徒のことをちゃんと見ていて、様々な経験を積ませてくれて。
この上なく素敵な先生です。満点の答案に描かれたタコも大好きだ~


先生をこえていく日―卒業の日が楽しみでもあり、さびしくもあり。
いつか必ずやって来る終わりの時。どう描かれるのか楽しみです(つまり原作を買います)!



J Stormの謎。

2015-03-22 15:54:33 | モノガタリ
まんまとDVDシングル、「殺せんせーションズ」を(予約)購入してしまいました(^^;
もちろん、きっかけは"せんせー"の件なワケですが(^^;;

正直、おじゃんぷさんは名前が分からないメンバーも…
ってこれは謎の9人組、せんせーションズでしたか。なるほどなるほどφ(. .)


初回限定盤。
ブックレットにはそれぞれの紹介頁があって助かります(^^)
コードネームをなかなか覚えられなくてですね…(^^;
CDもついているので、曲だけを楽しむも可。疾走感が映画にピッタリ!
Video Clipは"バトルモード"、様々な武器でせんせーに迫ります。
メイキングは"アクティブサイド"。
どういう風に撮影しているかも分かるし、メンバーの関係性も分かるし、
時間たっぷり楽しいメイキングでした(^^)
CG効果が入る前のバトルはこういう状態なんですね~!

通常盤。
…ええ、ええ。やっぱり買ってしまいましたよ(^^;
こちらはCDこそありませんが、"バトルモード"に加えて
"オペレーションモード"も収録されています。
9人のビシッと揃ったダンスが格好よくて!
メイキングの"パッシブサイド"はダンスの様子にメンバーのおふざけに…
これまた楽しいメイキング(^^)


初回限定盤と通常盤、両方を買う意味があります。
東宝も名を連ねていて、
ちゃんとしたクオリティのせんせーが登場するのも嬉しいところ。
そして何より…

J Stormさん、メイキングってこういうことですよね

ついフォントサイズを大きくしてしまいましたが(^^;
シンプルに制作過程を見られるのがとっても面白くて。
メイキングのための小芝居はしなくていいんですよ…(と誰に言っているんだワタシ)。

J Stormさん、HawaiiのDVDはどう編集してくるか楽しみです(^^;;



さらば、甲斐亨…!

2015-03-22 15:07:26 | モノガタリ
何かもう、いろいろ感想がたまりすぎて…(^^;
書けるところから少しずつ、追いついていきたいと思います。


「相棒 season13」第19話、「ダークナイト」。

こう来ましたか…!
"正義感の強い"犯人という設定に、うっすら不安はあったものの。
あっさり犯人の顔が明かされた瞬間でさえ、
海外に住んでいると言われていたお兄さんなのかと思いました。

…それくらい、カイトくんを信用していました。

振り返ってみると、最初はとにかく短気で子供っぽかったカイトくん。
最近、妙に大人の落ち着きを見せていたのは、
裏で警察―父上や右京さんを出しぬいているという"自信"があったからなのか…。
切ないです。

うむむ、その変化(があったかどうか)を確認するため、
今までのシーズンを見直したくなってしまいましたよ~。
ここ数年、脚本面では不作が続いている(←オイ)という理解だったのですが(^^;
確かに、最終回もいささか展開を考えてほしかった部分はあります。
冒頭に映像でバラすのではなく、言動から「あれっ…変だな」と思わせておいて
(模倣犯のやり口について饒舌すぎるくだりとか)
右京さんからその罪を暴かれるようにするとか。
何話かに分けて伏線を…というのは、
複数の脚本家が分担するシステム上難しかったんでしょうけど。
(「相棒」の)新人中心に回した今シーズンでの卒業は、
やはり厳しかったように思えます(と身も蓋もないことを言ってみる)。
せめて輿水さん担当回がもうちょっとあれば…。

あ、でも卒業のあり方自体は(不本意ながら)納得してしまいました(^^;
シリーズが長くなるにつれ、皆が忘れがちになっていた

「杉下右京の正義は暴走する」

ということ。警察組織に必要な存在であると同時に、劇薬でもあるということ。
この大原則に立ち返った最終回だったような気がします。
特命係を去って行った"相棒"、薫ちゃんと神戸くん。
右京さんとは違う道を行ける人、右京さんに「違う」と言える人。
根っこにあるのは育ちのよさであったり、努力であったり…
そういった差異はあれど、二人とも強い人でした。
カイトくんは若かったが故に、素直すぎたが故に、
右京さんの"毒気"にあてられてしまったのではないかと。
杉下右京の正義が、そばにいる人の中で暴走した。切ないけれど腑に落ちました。


やっぱり、杉下右京をうまく使えるのは官房長(と"暇か課長")しかいないんだ~!
そして、特命係に配属された者がことごとく退職してきた中、
ただ一人警察に残っている神戸くんのことが気になるのでした。
(いや、次のシーズンが制作されるかどうか自体、分かりませんけどね