風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

初夢

2008年01月02日 10時33分13秒 | エッセイ、随筆、小説



体調の快復を予感させる夢。
検査入院をする大学病院にて
主治医となる医師が言う。
「ほぼ完治している状態ですよ」と。


年末から今日までの間に
私の体質が劇的な変化を遂げて
酒が飲めるようになっている。
ビールからはじまり、
最終的にはワインを3杯も飲んだ。
しかも、生まれて初めて
酒が美味いと感じていた。
一滴も飲めなかった私がだ。
養命酒のように甘い薬用酒ではなく、
ワインなんぞをくぴくぴとやっている。
なんとも不思議な光景を
見ていたママが一言、
「ますます良縁が広がっていくわよ」と。
それらに甘えていいのよ、と加えた。


知人たちもこの変化に驚愕していたし、
私も自分の変化に
手ごたえを感じていた。
このまま波に乗れ、と。


港区の寺巡りをして、
増上寺ではいいだこが一匹入った
たこやきにかぶりつき、
青く浮きあがる東京タワーをながめ、
お祓いまでしてもらった。



知人は言う。
会社をつくり軌道にのった暁には、
会社近辺で
自宅となる物件を探せばいい、と。
そうなれば港区の住民になる。
知人もママも港区に住んでいる。
にもかかわらず、
関係は下町のように密で粋で
温かくて気っ風がよい。
わくわく、ほかほかだ。


初夢は今までの不安定さを
すべて吐き出すものだった。
昨日は娘と浅草寺へ行き、
買い物に付き合い、
結局、1日中外出していた。
にもかかわらず、
体調は崩れていない。
驚くことに疲れも残らない。



快復に何が必要かを学び、
どれほどの時間を要するのかを知る。


無理をするつもりは毛頭ないが、
初夢にあやかり、甘えて、
今年は心身の力を蓄えよう。
いよいよ社会復帰だ。
しかも履歴書は必要なく、
経営を学びながら
会社をつくる準備、
私にはもったいないくらいの機会、
有り難く拝受しよう。