風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

理解を得る目的

2008年01月10日 22時58分13秒 | エッセイ、随筆、小説



元気な振りこそが生きのびる術か?
いちいち痛みや症状の詳細を伝えるつもりはないが、
今日はキレた。


娘の彼氏がうちで私の夕飯を食べたいと
しつこく迫ること、
それに対し娘も私の了解が得られると
当然だと思っていることに
ぶちきれた。


何度説明しようが他人事だ。
どうにかやりくりして心身を保っているのだと
少しは理解しろ。
これ以上ストレスにさらされると
廃人になると説明する羽目になった。
すごく嫌な気分だ。
再起不能になるだけならともかくとして、
生きる屍になるほど
脳はダメージを受けてしまうのだ。


一見にしてわからないものは、
病が存在しないものと同等か、
家族にすら理解されないのだと
今日はつくづく痛感させられる。
理解されないのなら自衛のためにも、
そうした人たちとは自分に余裕が生まれるまでは
接触を持たない方が
お互いの幸せのためだ。


去年は精査の一年だった。
世の中にはいろいろな人がいるものだと
あらためて感心したし、
絶対に病が治らず進行すると
同じ苦しみを味わっているだろう患者家族に言われ、
人間の業に触れたようで
正直、恐怖を味わったりもした。


自分もいろいろなの一部であることは事実だし、
想像以上に無理解な言動を
受け止める余裕ないことも驚いた。
それが障害なのだと思うと
根の深さに言葉を失うばかりなのだ。
厄介なものを肩に担いだことを理由にして、
今年はストレスからは積極的に逃げようと思う。




正鵠を射る

2008年01月10日 21時52分56秒 | エッセイ、随筆、小説


日本では白黒はっきりさせず、
いかに曖昧に穏便に物事を処理することが
望ましい。
それがいかに物事の急所をついていたとしても
それを求めていない人は以外と多く、
それだけに厳しい現実を生きているのかと
無意味な想像を馳せてしまう。


今日は久しぶりにパソコンを開けた。
医療について
以前、書いたものに上書きしていると
想像以上に疲労困憊、
首に激痛が走ったので中止した。


辞書をひきながら言葉の意味を確認して
文章を作成していると、
あまりのひどさに頭痛がしてきた。
めまいも誘引されそうなので
慌ててパソコンを閉じた。


どのようにすれば
ただの批判ではなく、
ただし言いたいことが正しく伝えられるのかと
頭を抱えてしまった。
医療従事者にもそれを必要とする患者にも
有効である内容。


以前、ある作家の方に
そんなものを誰が読むのかと
書くだけ無駄な労力だと
言われたことを思い出したが
無駄になったとしても
誰も読んではくれないとしても
私はバカなのか、
無意味だとは思えないのだ。


だとしても、文章が成立しないとは
バカ以前の問題だ。
医療は私たちが生きていくかぎり
誰も避けては通れないテーマだ。
むろん、医療とは無縁でいることが
私にはこの上ない幸せになりつつあるようだ。



女が女に惚れる時

2008年01月10日 11時32分44秒 | エッセイ、随筆、小説



迷いがないわ。
私をみた彼女はそう言って笑顔をみせた。
社会復帰をどのように計画したらよいか
体調を考えたとき
正直、自信が持てなかった私が
この一言によって腹が据わった。
彼女からは教授されることばかりだろうが、
土台となる柱はここでしか育めない。


彼女のところに来る客はみな品がよい。
かといって、お高くとまっているわけでもなく、
子宮の中にいるみたいで
心地よく楽なのだ。


心身管理を十二分に気遣わないと
再起不能になりかねない。
どの文献を読んでも共通しているのは
私が考える以上に症状の根深さや
時間がそれを薄めることはないという
厳しい現実だった。


仕事と労働は違う。
私は仕事がしたいのだ。
その第一歩を彼女の店で踏み出したい。
着物も毎日着られる。
女が惚れ込む女、
潔くて格好よくて
魅力的でクールで知的だ。


彼女のような年の重ね方をしたい。
女に惚れ込まれるような女。
私の憧れだ。