──── 八王子で印鑑を作り続けて122年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
イタリアのミラノにお住いの英国人の方からご注文があり、印鑑ケースを2本発送しました。今までは印鑑の発送が全てでしたが、印鑑ケースだけを送るのは初めてです。
いきさつがあり、1回目のメールでは朱肉(red ink pad)が欲しい、と書いてありました。送料の実費をお客様からいただくようになるので、「お近くの100円ショップ、例えばダイソーさんでお求めになれます。」と返信したところ、「一度Amazonで購入したが希望通りではなかったので。」というお返事。2回目のメールで、日本に在住でなくイタリアにお住まいのことが分かりました。さらにご希望なのは、直径6センチくらいの大きな円形朱肉でなく、印鑑ケースの中にある、直径1.3センチほどの小さなものでした。
このお客様は90年代に日本にお住いだったことがあり、当時お買い求めだった印鑑ケースにある朱肉が枯れてきたので、新規の物が欲しいという流れでした。
発送時に困ったことは、イタリアへは航空便のサービスはコロナ禍でなく、船便しか無いことです。お客様に3か月、掛かること、船便でも書留にするので(お客様の強いご希望)送料だけでも1800円掛かり、送料はお客様へご請求のこともお伝えしたところ、OKのお返事をいただきました。
1日も早くコロナ禍の影響がなくなり、航空便が復活することを願うばかりです。
▲朱肉付きの印鑑ケースです。特に小さな朱肉の場合、印鑑を強く1回だけ朱肉に押し当てるよりも、
軽く数回たたいた方が綺麗な印影が捺せます。
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