ケアハウス ラポーレ駿河ってこんな処

静岡県静岡市にあるケアハウス「ラポーレ駿河」の楽しい生活を紹介します。

奇跡の生還♪

2011年04月15日 | 地震防災関係

岩手県釜石市の釜石港近くで、地元紙・岩手東海新聞社の記者だった千葉東也さん(36)が津波にのみ込まれる場面を、国土交通省釜石港湾事務所職員が撮影していた。千葉さんは奇跡的にすり傷や打撲だけで生還。写真は、何もかも容赦なくのみ込む津波の猛威を伝えている。

 3月11日の地震発生時、千葉さんは釜石市の本社3階の編集室にいた。今まで経験したことのない揺れが収まると、車で市内の実家に向かった。途中、車を捨て、走って実家に着いた。

 母親(72)と、預けていた長男(1)が高台に避難していることを確認し、すぐに大渡川の河口へ取材に行った。写真を数枚撮影。川の水位が上がっているのに気付いた。「津波が来る。逃げろ」。港湾事務所の屋上に避難した人が、拡声器から叫ぶ声が聞こえた。



 直後、正面から津波が押し寄せた。最初に膝まで波を受け、その後、全身が流されるまで20秒足らず。一気に濁流にのまれた。撮影された写真はこの時点だ。

 「時間が止まったような感じ」で恐怖感はあまりなかった。「死ぬかも」と思った。でも次の瞬間「死ねねえよ」と思い直した。驚くほど冷静な自分がいたという。



 30メートルほど流され、山積みされた石炭の斜面に体が引っ掛かって、ようやく水面に顔を出せた。ロープをつかみ、高さ約8メートルの石炭の山の上まではい上がった。

 「あれほどの津波が来るとは。取材に行ったのは完全な判断ミスです」と千葉さん。愛用のカメラは流されてしまった。



 一方、撮影した佐々木正一企画調整課長は「記録撮影をしていた。(千葉さんに気付いたが)助けに行ける状況ではなかった。無事だと分かってほっとした」と話した。

     ◇

 岩手東海新聞社は今回の震災で従業員19人のうち、宮古支局長(64)ら2人を失った。発行部数は約1万4000。釜石市や大槌町など津波で壊滅的な被害を受けた地域に読者が多い。

 本社1階にあった輪転機は水没し、再発行の見通しは立たない。同社は3月下旬に従業員全員に解雇を言い渡した。千葉さんは「取材しても記事を載せる場がないのはつらい。できれば記者を続けたい」と話している。

 

奇跡の生還ですね☆

最後の画像をよく見ると・・・しっかりカメラで撮影してるぞ!!

カメラマン魂は最後まで残って頑張ったんだね!


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