原巨人は視聴率でも逆襲となった-。日本テレビ系で22日夜に中継されたCSファイナルステージ第6戦の平均視聴率(関東地区、以下同)が、今季最高の20・1%だったことが23日、ビデオリサーチの調べでわかった。
プロ野球中継の平均視聴率が20%を超えたのは今季初めて。瞬間最高視聴率は午後9時18分、試合終了時で30・6%だった。巨人が3連敗と追い込まれて以降、第4戦は14・4%、第5戦が17・5%と右肩上がりで注目を集めた。
巨人の日本シリーズ進出には球界、テレビ局関係者も万々歳だ。
まさかの中日3連勝の際は真っ青になっただろう。なにしろ2006、07年の日本ハム-中日によるシリーズは、2年連続同カードで新鮮味を欠き、記録的な不人気を記録。名古屋と札幌は盛り上がったが、07年の全国中継の視聴率は5試合中2試合も10%割れ。テレビ局の日本シリーズ離れを加速させた。おかげで、10年のロッテ-中日戦は7試合中3試合も全国中継なしという異常事態になった。
それが、ことしのCSファイナルでは高視聴率をたたき出し、期待はいやが上にも高まる。
しかも巨人にとって相手の日本ハムは、昨季ドラフトで菅野を強行指名した遺恨の球団。シリーズ2日前のドラフトで指名に成功すれば怒りも薄れるかもしれないが、因縁はなくならない。
遺恨をはらんだ日本シリーズなら盛り上がることは間違いない。ワーストからベストの組み合わせに球界、テレビ局関係者が喜ぶのは当然だ。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)
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