ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

じーじは「毒親」という言葉は嫌いです-じーじ臨床心理士のひとりごと

2024年02月23日 | 「おとな」の親を考える

 2021年11月のブログです

     *

 「毒親」という言葉を時々きく。

 しかし、じーじはこの言葉が嫌いだ。

 「毒親」と呼ばれてもしょうがないような親御さんがいることはわかるが、「毒親」という言葉は使いたくない。

 理由は「毒親」のような親御さんでも、親には違いないからだ。

 誰も好き好んで子どもを虐待する親はいない。

 親御さんの性格と育ちから、子どもに感情的に当たったり、暴力を振るったりするわけだが、そういう親御さんでも子どもへの愛情はとても強い。

 ただ、愛情の表現が、下手だったり、拙かったりするだけだ。

 しかも、子どもは、そんな親御さんでも、うちの親は…、といいつつ、できればまた一緒に生活をしたいものだと願うものが多い。

 戻ったところで、また同じことの繰り返しになることが多いが、子どもが親を慕う気持ちの強さにはこころを打たれる。

 そんな親を「毒親」ということはできない。

 親は親だ。

 親御さんにも十分な心的援助をして、子どもの切ない気持ちの実現に繋げたいと思う。   (2021.11 記)

 


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