弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【商標】文字や記号が無くたって…

2017年08月09日 07時56分18秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
6時過ぎから「今日は本気出すぞ」宣言している太陽に朝からやられた
真夏の湘南地方です。

…今日は本当に暑くなりそうですね、みなさまお気をつけて。


さて、今日はこんな記事

(産経ニュースより引用)
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文字なし「モノ消しゴム」発売 受験生向けに

トンボ鉛筆は8月7日、カバーが青白黒のストライプのみで、文字が印刷されていない「モノ消しゴム」を18日に発売すると発表した。試験会場などに、文章や英文字が書かれた所持品を持ち込めない--という受験生のニーズに応える。2個入りで129円(税込)。

モノ消しゴムの3色柄は2017年3月、セブン-イレブン・ジャパンのロゴマークとともに「色彩のみからなる商標」に初認定。色彩商標は、企業や商品に使われる色、色の組み合わせを保護する新しいタイプの商標だ。
「文字や記号がなくても、登録商標である青白黒の色彩により、モノブランドの消しゴムだと認識してもらえると考えている」(トンボ鉛筆)という。
(以下略)
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(引用終わり)

英文字が書かれた所持品を持ち込めない…そうなんですね。。
なんだか世知辛いような気もしますが。

ともあれ、色彩のみからなる商標を上手に活用している好例。
長年同じ彩色を維持してきたことがプラスに作用しているということですね。

「イメージカラー」って大事だよなぁ、と。
ワンパターンと言われても、マンネリと言われても、それが出所を認識させるに至るまで繰り返し使う。
一般の需要者の目に触れる回数を積み重ねることでブランドになっていく。
「MONO」消しゴム発売からもうすぐ50年。信用の蓄積は日々の営みから。
(ブランドページはこちら

コメント
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