おはようございます!
…今日は冷えてます。曇り空の@湘南地方です。
雪が降るのかなぁ…。
さてさて、今日はこんな記事。
(AFP BB Newsより引用)
==========================
中国AI特許出願、直近4年で世界の7割弱 パットスナップ
【12月29日 Xinhua News】特許検索・分析ツールを手掛けるシンガポールのパットスナップのイノベーション研究センターがこのほど発表した「2021年AI特許総合指数報告」によると、世界でここ4年間(2018年1月~21年10月)に出願された人工知能(AI)特許数は100余りの国・地域からの計65万件に上り、うち中国は44万5千件で68・5%を占めた。近年、中国のイノベーションの勢いは凄まじく、AI特許出願大国となっている。
米国が7万3千件(11・2%)で2位、日本が3万9千件(6・0%)で3位につけた。
(以下略)
==========================
(引用終わり)
まあもともと中国の出願件数自体がケタ違い、という点はあるとして。
こちらの統計(特許庁のもの。2021年8月公表)が2018年までの実績値を出しているけど、これの図5の状況から各国とも更に激増している、ということなのだろう。
一方で、色々検索してたら、同業者の先生が面白いことを書いていた→こちら。
AI関連発明の「発明数」について、“「課題」ごとに実際に優れたAI関連発明は、意外と少ないのではないか”という指摘。
要は「課題」に上限があり、「データの種類数」にも上限があるから、発明数としても自ずと限界がある、という考え方。
同意できる部分が多い。
そうすると、今激増しているAI関連発明というのは、一体何なんだろう?という疑問が湧く。
枯れ木も山の賑わい的な泡沫出願なのか、皆が同じような出願をしているだけなのか。
中国の出願件数がやたらに多い、という点も、そうした疑念をさらに後押しする。
冒頭引用した記事では
「中国のイノベーションの勢いは凄まじく」としている。
確かにそういう面もあるが、出願件数の多寡の問題では無いように思われる。
量が質を生む、という言説は、知財の世界では必ずしも通用しないのではないかな、と思う。
出願数よりも質。人口も国土もかなわないのだから、一意専心、一振りにかける意気込みで開発に取り組むというのが日本の国民性には合っている気がする。
…今日は冷えてます。曇り空の@湘南地方です。
雪が降るのかなぁ…。
さてさて、今日はこんな記事。
(AFP BB Newsより引用)
==========================
中国AI特許出願、直近4年で世界の7割弱 パットスナップ
【12月29日 Xinhua News】特許検索・分析ツールを手掛けるシンガポールのパットスナップのイノベーション研究センターがこのほど発表した「2021年AI特許総合指数報告」によると、世界でここ4年間(2018年1月~21年10月)に出願された人工知能(AI)特許数は100余りの国・地域からの計65万件に上り、うち中国は44万5千件で68・5%を占めた。近年、中国のイノベーションの勢いは凄まじく、AI特許出願大国となっている。
米国が7万3千件(11・2%)で2位、日本が3万9千件(6・0%)で3位につけた。
(以下略)
==========================
(引用終わり)
まあもともと中国の出願件数自体がケタ違い、という点はあるとして。
こちらの統計(特許庁のもの。2021年8月公表)が2018年までの実績値を出しているけど、これの図5の状況から各国とも更に激増している、ということなのだろう。
一方で、色々検索してたら、同業者の先生が面白いことを書いていた→こちら。
AI関連発明の「発明数」について、“「課題」ごとに実際に優れたAI関連発明は、意外と少ないのではないか”という指摘。
要は「課題」に上限があり、「データの種類数」にも上限があるから、発明数としても自ずと限界がある、という考え方。
同意できる部分が多い。
そうすると、今激増しているAI関連発明というのは、一体何なんだろう?という疑問が湧く。
枯れ木も山の賑わい的な泡沫出願なのか、皆が同じような出願をしているだけなのか。
中国の出願件数がやたらに多い、という点も、そうした疑念をさらに後押しする。
冒頭引用した記事では
「中国のイノベーションの勢いは凄まじく」としている。
確かにそういう面もあるが、出願件数の多寡の問題では無いように思われる。
量が質を生む、という言説は、知財の世界では必ずしも通用しないのではないかな、と思う。
出願数よりも質。人口も国土もかなわないのだから、一意専心、一振りにかける意気込みで開発に取り組むというのが日本の国民性には合っている気がする。