弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【特実意匠】料金改定のお知らせ(R4/4/1施行)

2021年12月27日 08時56分16秒 | 実務関係(特・実・意)
おはようございます!
快晴!乾燥!肌カサカサ! な@湘南地方です。

いやぁ、今朝は寒かった。5時に目が覚めたのに布団から出られんかった。。
冬らしさを感じております。
お肌保湿しないと。。。

さて、今日は、来年4月からの料金改定のおはなし。
既に今年の半ばには国会通過していた件ですが、予定通り(というか大方の予想どおり)
来年4月1日から施行です。

詳細はこちら

特許の年金が結構な割合で上がるのと、
商標/防護の登録料、更新登録料が上がる。
PCT関連の費用(国際調査手数料、国際予備審査手数料)がそれぞれ結構上がる(ISRは倍増だね)
マドプロの個別指定手数料も。

実務的に気になるのは、
商標の通常の(10年分の)登録料のあがり幅に比べて、分納のあがり幅が少ないこと。
前者は10年分で4,700円値上げとなるのに対して、後者は5年で800円しか上がらない。
特許庁としては“分納を推進している”ということ…?
期限管理する身としては、分納はリスク上昇要因なのであんまり歓迎しないのだけどな
…もちろんクライアントのご要望ならやるのですけど、ね。

で、値上げとなると気になるのは「経過措置」、つまり、新料金の対象になるものとならないものとの分かれ目は?
という点。

この点上記ページには図解付きで説明が載っているけど、簡単に言えば
・原則「納付日」ベース(出願日ベースでも期限日ベースでもなく、現実に納める日)。
・但し、納付期限経過後の納付(いわゆる“倍額納付”)については、“「(本来の)納付期限日」ベース”

となる。
細かいことだけれど、クレーム数の多い特許や区分数の多い商標については、積もり積もると結構な金額差になるので、
旧料金適用可能なタイミングならば前倒しで納付する、というのも考え方かもしれません。


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