弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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「知財ビジネス評価書作成支援事業」の公募

2016年06月22日 08時30分07秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
おはようございます!
雨が降りそうで降ってない、すっきりしない感じの湘南地方です。

さて、連日お役所系な記事ですが、
今日はこちら

…このページだけ読んでも、誰が誰に対して何やるのかもう一つ判らないですよね。
「登場人物」は、
(1)金融機関
(2)中小企業
(3)評価会社
(4)事務局(特許庁からの受託会社)


例えば担保不動産の評価の場合、金融機関は外部の不動産鑑定会社に依頼するように、
知財に立脚したビジネスを行っている中小企業の「ビジネス評価」を評価会社に依頼する、ということ。
事務局は、評価会社の情報をそろえ、金融機関に提供する。

国による補助事業とすることで、評価会社の「品質保証」がなされる。
中小企業及び金融機関のコスト負担をゼロにすることで、「知財ビジネス評価書」自体の浸透を促す、
ということかな。

本来的には、金融機関が取引先のビジネスに関する情報を
一次的に把握すべきだと思うのだけれど、今やそういう時代ではないらしい。
確かに、個々の金融の担当者が一通りの知識を身につけるには、
知財は分量が多すぎ、また専門的だ。

この事業、もう3年目なのね。
知財を活用した資金調達が更に活性化することを期待しつつ、
今後うちもビジネスとして何らか関与できないかなー、と関心を持って見守りたいと思います。

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