弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

【雑記】書店

2018年06月19日 08時46分12秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
梅雨の合間の晴れ間(このセリフ、何回書いたんだろ?)な今朝の湘南地方です。

さて、今日は気になったこんな記事

(ビジネスジャーナルより引用)
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立教大学の書店、なぜ店員は一斉に辞めてしまったのか? 某大手書店の「振る舞い」

立教大学の池袋キャンパスに、「丸善キャンパスショップ立教大学池袋店」がある。運営するのは、丸善雄松堂。文化施設の建築・内装、図書館業務のアウトソーシングなども手がける大手書店だ。

昨年の秋から今年の春にかけて、この書店に10~20年勤めていたベテラン書店員がほとんど辞めてしまった。新たに入った新人も数カ月で辞めていった。大学の書店であるから、もっぱら講義で使われる教科書を売るのが、10年ほど前までの同店の姿だった。学生たちがやってくるのは、ほとんど4月と9月のみだった。

(以下略)
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(引用終わり)

詳細はリンク先をお読みいただきたいのだが、
・顧客目線に立った店員たちが店を盛り上げ、本を通じた顧客とのコミュニケーションが生じていた
・改装(店舗縮小)を機に方針が変わり、自分たちの意向が抑えつけられたベテラン書店員たちが辞めて行った
とのこと。

街の書店が消えていっている、というのは叫ばれて久しい。
例えばこんな記事もある。

本屋を徘徊するの、結構好きなんだよなー。
待ち合わせの時間調整とか、だいたい本屋にいくことが多い。
立教大学の書店の話は、いわば“常連客”への対応を徹底していた地場のお店がフランチャイズ化されて独自性を奪われた、ような話。
後のリンク先の記事は、書店のこだわり、独自性を出して差別化により生き残りをかける話。

お目当ての本があって検索して購入するなら、AmazonやKindleに遥かに分がある話で。
そうではなく、「本の専門家」の目線からの好みとかお勧めとかの情報を提示してもらえるのが本屋の良さだと思う。
世界を広げてもらえる感、大事。


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【生活改善】梅雨時の運動習慣

2018年06月18日 08時42分02秒 | 生活改善
おはようございます。いかにも梅雨時な色の空の下の湘南地方です。
今週はずっとぐずつき模様らしいですね。

関西の方の地震、大事に至らないことを祈ります。
ここのところちょこちょこと地震が続いていましたし、気になりますね。


さてさて、金曜夜に出張から戻ってきたものの、生活リズムがかなりぐちゃぐちゃ。。
恐ろしく寝不足なのになんだか昂って寝られない。
昨日は殆ど眠れぬまま朝から野球の審判に出かけた、という。
リズムを元に戻すには、しなければならないお仕事はするとして、
なんにしても運動。身体を披露させて深い眠りにつくことが肝要。
出張で元の木阿弥になったウエイトの調整にも入らなければ。
正直今の体格だと、走っても足を痛める。

ということで、今週は積極的にプールに行こうと思う。
たぶん1km泳いだら1kg痩せる(適当)。
天候に左右されることなく続けられる運動でもある。

文武両道、頑張ります。
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【雑記】駅前開発と人の流れ

2018年06月13日 09時25分56秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
降りそぼる雨に煙る札幌です。

…北海道に梅雨がないって嘘やん。

ま、今日はひたすらお籠り仕事の予定(突如のアポなければ)。
てか既に執務中で合間にこのブログ書いてるわけですが、
ふと目に留まった地元の新規物件

おー、またずいぶん立派なのができるんだなー。
人の流れも結構変わるんだろうな。

自分としては、今の、ちょっと昭和の香りの残る地元の街が
居心地が良くて好きなのだけどな。
新しくできるマンションの人たちも、地元のお祭り参加するのかな?

ほどほど都会、そこそこ田舎な感じの今の街であって欲しい、というのは
むなしい願いなのですかね。


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【雑記】散漫にならないように

2018年06月12日 11時18分30秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!、というか、もうこんにちは!ですね。
梅雨を避けて来たはずなのになぜか雨模様の千歳→札幌移動中。
“逆修造”なのか?

昨日は、海外勤務中の仲間が一時帰国してきたのあわせて
大学のサークル仲間とひさーしぶりに再開。
日本食に飢えているということで、そばやで一杯。

結構遅くまで旧交を温めたわけですが、何とか無事出張に飛び立てている今。
アポイントもそれなりに入ってますが、今回は半分は“籠ってお仕事”が目的。
散漫にならないように、自分を追い詰めて。
密度の濃い時間にしよう。
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【書評】「デジタル時代の基礎知識 ブランディング 『顧客体験』で差がつく時代の新しいルール」

2018年06月11日 08時40分31秒 | 書評
おはようございます!
台風の影響なのか、刺激された梅雨前線が活躍中な今朝の湘南地方です。

さて、今日は書評。
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール

頭では“わかっているよ”ということを上手に説明しようと思うと、なかなか難しい。
この本はそれをやってくれている。

先日よんだ「農業のマーケティング教科書」もそうだったけど、
文字通り「教科書的」な使い方が良いと思われる。
具体例がやや少ない印象はあるものの、それは自分の経験で補っていけばよいわけで。

ここのところ、新しい知識を得るために本を読むというよりは、
これまで順不同に触れてきている情報を一旦“ラベルを貼って整理する”ために本を読んでいる、
という感覚が強い。
体系的にモノを学ぶ機会が最近あまりない以上、自分で体系化していくことは必要、なのだけど、
知識のマッピングを自力でやるのは容易ではない。
ノウハウとして丸のみするのではなく、地図代わりに使う。
もちろん、今まで知らなかった概念も多少出てくるので、それは追っかけで補う。

自分の興味領域自体のマッピングも、しないといけないなぁ。
どこまでいくのか、どこはいかないのか。
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【業務日誌】環境整備

2018年06月10日 11時10分42秒 | 業務日誌
おはようございます!
いまにも降り出しそうな空模様の湘南地方です。

今日は休日出勤。
色々急ぎ案件もあるのだけど、あまりにも後回しにし過ぎていた

環境整備 

に着手。
…ま、要は溜まっているごみ捨てとか資料の整理とかお掃除とかなんですけどね。
資料の配置を整えることで仕事そのものの効率が上がる、というだけではなく、
身辺がスッキリすることで気持ちよくお仕事ができる、という面もあり。



ま、いつもやっとけ、という話なんですが(笑)

さて、案件に着手するとします。
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【雑記】個食化の流れ

2018年06月09日 11時22分09秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
梅雨の晴れ間がのぞく湘南地方です…もう昼か。

さて、今日はこんな記事

(OTEKOMACHIより引用)
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売れ行き好調・レトルトカレーが「ルー」を逆転したワケ

湯せんや電子レンジで温めて食べるレトルトカレーの売れ行きが好調だ。民間の調査会社の推計では、市場規模が昨年、カレールーを逆転した。手軽に用意できる上、1人分ずつ作ることができる点が、共働きが増えるなどした現代の家庭の食卓にマッチしているようだ。

調査会社インテージ(東京)が、全国の主要なスーパーやコンビニエンスストアなどの販売データを基に推計した市場規模では、これまでルーがレトルトを上回ってきたが、差は縮まっていた。昨年は、レトルトが前年より15億円増えて過去最多の461億円。ルーは456億円と前年より33億円減少し、初めてレトルトがルーを上回った。

(以下略)
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(引用終わり)

確かにここんとこ、レトルトのラインナップの充実ぶりは尋常ではない。
夏場になると食中毒の話もあるし。
「2日目のカレーが一番おいしい」という話も、なかなか表立って言いづらくなった!?

ルーから作ったカレーだと、ついついおかわりしてしまうんだよねー。
でもあの多幸感は、レトルトでは得られないんだよなー。

ま、これも時代の流れと言うことなんだろうね。
自分なりのオリジナルな味にできるよう、スパイスをストックしておいてその日の気分でカスタマイズするのが良いのかな。

あー、帯広いってインデアン食べたい。
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【知財記事コメント】本家・元祖の価値を守るもの

2018年06月08日 08時21分33秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
梅雨入りしてから今日もお天気(笑)な、今朝の湘南地方です。

さて、今日はこんな記事

(デイリー新潮より引用)
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カレーの自由軒、家系ラーメンで湧き起こる「本家」「元祖」大論争


家系「工場スープ」の闇

続いては、林立する「家系ラーメン」である。
横浜の「吉村家」を元祖とするラーメン界の巨大ジャンルで、特徴は豚骨醤油スープに極太麺、そして具はチャーシュー・ほうれん草・海苔。吉村家及びその分派で修業をした者が独立し、その味を受け継ぎながら独自の味を作っていく。
しかし、最近は「チェーンの家系」、すなわち亜流、傍流、勝手流が跋扈し、本流を駆逐する勢いである。
感覚的には5年前と比べ、2倍に増えたといっても過言ではなかろう。それはあたかも、湖沼に放たれた外来種が生態系を破壊してゆくさまに似ている。
さる「家系本流」で修業し、独立したある店主は、

「もともと家系では、半径2キロ内に店舗があるのなら、その範囲には作らないという暗黙のルールがありました。『2キロ』というのは、弟子同士が喧嘩しても意味ないでしょという考えが基になっています。それに、(元祖である)吉村家のオヤジは“広がればいいじゃん”って思っていたから、『家系』という商標を登録しなかった。だからチェーンも家系を名乗ることができる

とし、要諦である麺とスープにも言及する。

「家系ラーメンを名乗るのなら、ウチが大事にしている酒井製麺を使うのが前提でしょう。それがないのに家系とはよく言えたものです。以前、ウチのポストに某・家系チェーンのチラシが12枚も入っていたんですよ。その店にチラシを返しに行くと同時に、“工場スープのくせに、職人なめんなよ!”とも言っておきました。ああいった『工場スープ』の店で働いている人は独立できないですよね。工場がトラブったら何も作れない。実力はつかないけど、その反面、デカい声をあげて“いらっしゃいませぇ!”と絶叫するスタイルの接客に力入れたりしています」

…(以下略)

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(引用終わり)

出だしがちょっと言論機関として“なんだかなぁ”とおもったので引用してないです。

赤文字の箇所。
漢気は良いのだけれど、手続きは手続きでしておけばよかったのに、と。

つまり、「登録はしておく。のれん分けしたところからはライセンス料は取らない。のれん分け以外のところでも趣旨に合う(品質を満たす)ものならライセンスする。」
のように、「家系」を名乗るための品質基準管理をした上でコントロールする立場に立っていれば、
“工場スープのくせに、職人なめんなよ!”と罵るほどの憤りを感じずに済んだかもしれません。

正直この歳になるとなかなか家系のお店に入るのに二の足を踏みます。
脂肪分が多めなのもそうですが、上にも書いている接客スタイル。これも家系のアイデンティティですよね。

ちなみに「家系」の文字を含む登録商標を検索すると、複数の権利主体が入り混じって10件程度の「家系」ないし「横浜家系ラーメン」が併存登録されています。
ちょろりちょろりと内容見てみると、はじめのうちは「横浜家系ラーメン」の表示がカブっているものについては拒絶理由通知を出しているのですが、
最近のものはもう出していません。
吉村家のオヤジさんが望んだかたちかは定かでないですが、一般名称ないし品質表示として広がってしまったようです。

マークやネーミングは、ルールを決めないでフリーハンドな状態に置くと、「本家」や「元祖」の意図とは無関係に拡散、希釈化、汚染されてしまいます。
商品やサービスが広く知れ渡ることと、それが品質を維持しつつ特定の名称で認識されることとは、一致しない、
というか、ちゃんとやることをやっておかないと玉石混交の「石」多めになってしまいます。

良いものを作っているんだから、良いものとしてお客様のところに届く仕組みづくりは、作り手側の責任でもあります。
我々も、そのお手伝いをすべく
「そんなしゃらくせえ、ケチくせえこといってんじゃねーよ」と言われながらも
価値の守り手としてお客様に接していくことが大事なのだ、と思います。


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【マネジメント】世代間差

2018年06月07日 07時28分28秒 | マネジメント
おはようございます!
梅雨入りしたら雨が止む。毎年繰り広げられるツンデレ天気の下の湘南地方です。

さて、今日はこんな記事

(NEWSポストセブンより引用)
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宮本慎也×石井琢朗コーチ「若手選手をやる気にさせるには」

昨年は「96敗」という歴史的大敗を喫した東京ヤクルトスワローズ。立て直しを託されたのが、宮本慎也ヘッドコーチと石井琢朗打撃コーチの両氏である。同い年でともに名球会入りを果たした2人は、どのように現状を把握し、チームを再建しようとしているのか。

…(中略)…

石井:僕たちの「昭和」の時代はやれと言われたらやり続けるしかなかった。理由なんてありませんでした。
宮本:今の子たちには「説明」がいるからね。
石井:厳しい練習を課すにも、なぜその練習が必要なのかを説かないといけない。
宮本:さらにやる気にさせる必要がある。「頑張ろうね!」って(笑い)。
石井:言葉も選ばなければいけない。ヘッドは相当、我慢していると思いますよ。
宮本:そりゃあ、「昭和」と言われる男が、バリバリの「平成」スタイルでやってるんだから。悩みは尽きないけれど、現役時代から悩むのは午前0時までと決めています。そうしないとキリがないですからね。
石井:突き詰めると選手自身がやるしかない。でもどうやってその気持ちにさせるかは永遠のテーマですね。
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(引用終わり)

プロの世界で切ったはったやってる選手ですらそんな感じなんだねー、というのが結構驚きで。
どの世界でも大成する人って、
「自分の頭で考える人」
「自己承認を適切にできる人」
だと思うんだけど、そこに至るまでの教育というかプロセスにも時代の波がきてるのかなぁ。

時代が進んで行くことは、自分がベテランになっていくことでもあって。
“あの人「昭和」生まれだからねー。だからあんな頑固なんだよ。”なんて言われてしまうのだろうか。
そして、気が付けば来年から新しい年号。加齢を認めつつ適応していくよりほかはなく。

あと、赤文字部分。見習いたいものです。習慣として決めておくのはありだな。


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【不競法】老舗間でのトラブル

2018年06月06日 08時11分19秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
雨がしとしとと降る今朝の湘南地方です。
…今日あたりから関東地方も梅雨入りですかね。

さて、今日はこんな記事

(日本経済新聞より引用)
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京都銘菓「八つ橋」 創業年巡り提訴、競合老舗相手に

京都銘菓「八つ橋」の老舗「井筒八ッ橋本舗」(本店・京都市東山区)は4日、のれんや商品説明書などに「創業元禄二年」と事実と異なる記載をしたとして、別の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(同市左京区)に不正競争防止法に基づき記載の差し止めと600万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。

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(引用終わり)

「品質について誤認をさせるような表示」ということで2条1項14号の不正競争行為でしょうか…?
今朝ニュースで原告側の会見の模様をちらりと見ましたが、会見をされていた方は94歳。
歳を重ねても尚看板を守るために寿命を賭している悲壮感が感じられた。

こちらのブログで今回の訴訟の伏線についても触れている。
組合内部での不協和音が顕在化したかたちか。

昨日の件(=小田原かまぼこ)でも触れたけど、
競争優位性を確保するためのツールとしての知的財産権が、“内輪もめ”のために誤用されてしまう状況は、業界関係者としてはちょっと悲しい。

本件について、という意味ではなくおよそ「本家」「元祖」を争うケースにおいてしばしばみられるつばぜり合いは、
市場のパイ自体が減少しているが故の断末魔なのだろうか?
本当は、顧客のニーズが時代に応じて遷移しているにもかかわらず「伝統」に縛られて対応できていないために商機を逃しているのではないか?

伝統と革新。両立するためのデザインとイノベーション、であるべきだと思うんだよなー。
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