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ロスチャイルド財閥-72 アメリカを参戦させるための策謀 商船ルシタニア号の沈没

2022-10-20 21:58:28 | 日本・天皇・神道・文化・思想・地理・歴史・伝承

ドイツの魚雷攻撃を受けたルシタニア号

ルシタニア(RMS Lusitania)は、イギリス船籍、キュナード・ライン所有のオーシャン・ライナーで、ジョン・ブラウン・アンド・カンパニーによって建造された商船。進水は1906年6月7日木曜日で、当時最大の旅客船であった。

第一次世界大戦中の1915年5月7日、ドイツ海軍の潜水艦U20より、南部アイルランド沖15 kmの地点で雷撃を受け、わずか18分で沈没した。乗客1,198名が死亡した。犠牲者の中には128名のアメリカ人が含まれており、アメリカが孤立主義政策を一転し第一次世界大戦へ参戦するきっかけとなった。





大砲を持ち、補助駆逐艦として登録されていたイギリス船籍で最大の客船ルシタニア号が、1915年5月、多量の火薬と軍需品と旅客を混載してニューヨークから出港し、南部アイルランド沖でドイツ潜水艦から魚雷攻撃を受け沈没、128名のアメリカ人を含む乗客約1200名が死亡しました。

在米ドイツ大使館が出港前に、新聞広告などを使って盛んに航海の危険を呼びかけていたにも関わらず起きた大惨事でした。 この機を捉えて、ロスチャイルド家の代理人ハウス大佐は、ウィルソン大統領にアメリカ参戦の圧力をかけました。




エドワード・マンデル・ハウス(Edward Mandell House (1858年ー 1938年)
アメリカ合衆国の外交官。兵役経験はないが、カーネル・ハウス(Colonel House)というニックネームで知られていた。テキサス州の政治において大きな影響力を持っていた。1912年にウッドロウ・ウィルソンの大統領選への立候補を支援し、第一次世界大戦や1919年のパリ講和会議では、ヨーロッパの政治・外交に関するウィルソン大統領の最高顧問を務めた。



それでもウィルソン大統領は、1916年に再選されるまでは戦争回避の姿勢を守り、「中立堅持」をスローガンに再選されました。 しかし、アメリカのみならず各国のシオニスト・ユダヤ人からの参戦要請は大きな力を発揮しました。

ウィルソン大統領、再選されるとすぐに方針を変え、1917年3月5日の就任演説では、外交上の目下の危機に国民の注意を喚起し、アメリカ合衆国参戦の必要性を説き、「連合軍を援助する」とイギリス政府に約束しました。

1917年3月9日、ウィルソン大統領は、ドイツの潜水艦との戦いに対抗するとして、議会の協賛を待たずに、アメリカ商船を武装し、海軍砲手を乗船させることを決めました。



ルイス・ブランダイス(ユダヤ人)
ウィルソン大統領を指導していたイギリスのMI6の英リアム・ワイズマンによると、ユダヤ人であるルイス・ブランダイス最高裁判所判事が窓口となり、ウィルソン大統領はロスチャイルド家側と連絡を取っていたとの事です。

これを掴んだaう事を極めて重視していました。

ブランダイスは、チェコからっケンタッキー州に移住してきたユダヤ人の両親に生まれ、ハバード・ロー・スクールを経てボストンで活躍する弁護士でした。
彼は元来ユダヤ的生活とは無縁で、ユダヤ文学や伝統にも疎かったのですが、ておドール・ヘルツルの協力者に感化され、1914年から2年間、アメリカのシオニズム運動の指導者に就きました。


ブランダイスが指導者になると、アメリカのシオニズム運動は大きく成長しました。 そして、彼は世界シオニスト同盟の暫定総裁に就任します。 同同盟は本質的に悲宗教的なユダヤ人政治組織でした。

このような彼が、1916年にウィルソン大統領によって最初のユダヤ人最高裁判所判事に任命されたのです。 後には1936年に退職するまで、最高裁でルーズベルト大統領のニューディール政策立法を合憲と主張する役割を担います。


実のところ、アメリカ国民にはドイツ国民に対して世辞的あるいは経済的に反目する理由がありませんでした。 アメリカ合衆国はドイツ出身者で構成される世界最大の国となっていました。

半分近くの国民のルーツがドイツであったとも言われています。 イギリスの新聞王アルフレッド・ハームズワース(ノースクリフ卿)は、統師部を説いて宣伝戦の司令官に就き、『タイムズ』などの記者を総動員し、全世界に向けて、特にアメリカ合衆国に向けて、ドイツ軍の残忍性を徹底的に千円🅂田野でした。

アメリカの参戦の大義名分宣伝ビラは、敵に向けても洪水のように散布され、ユーゴスラビアやチェコスロバキアの独立運動を煽りました。 ドイツ軍参謀総長エーリヒ・ルーデンドルフは、「我にヒンデンブルグ(タンネンベルグの戦いでロシア軍に大勝利を収め、ドイツの国民的英雄となった軍人パウル・フォン・ヒンデンブルグのこと)あるも、一人のノースクリフ卿無きを如何せん」と回想しています。





歴史学者アーノルド・トインビー
戦争へ駆り立てるプロパガンダは巧妙で権威的に見せます。 1917年、イギリスの歴史学者アーノルド・トインビーは、「フランスにおけるドイツの恐怖ー歴史的恐怖ー歴史的記録」と題したプロパガンダ論説をニューヨークで発表しました。

この論説は、ウィルソン大統領が「民主主義のために」アメリカをヨーロッパの戦争に参戦させ、若者をフランスに送り込む論拠となりました。トインビーはこの後、パリ講和会議のイギリス代表団の一員に任ぜられます。

彼はまた、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授、王立国際問題研究所理事となります。 1929年には、彼は、ロックフェラー家肝いりで日本を追い込むことを企図した太平洋問題調査会の調査員として、京都で行われた太平洋会費に出席します。

彼は、庇護者であるロスチャイルド家やロックフェラー家に対して批判めいた事は云いません。





ジェームズ・ウォーバーグ(ユダヤ人)
ドイツ出身のポ-ル・ウォーバーグ(FRB創設の功労者)の息子ジェームズ(1896年-1969年)は、ハーバード大学でドイツに対する参戦を求める運動を始め、ハーバード連隊の創設まで呼びかけました。 彼の運動はハーバード大学全体の学生に軍隊志願を促す効果があったといいます。

ほとんどがユダヤ資本の影響下にある前米有力紙もアメリカの参戦を扇動しました。 これらの結果として、そもそもアメリカ国民の87%が反対していたにもかかわらず、最終的にイギリスなどが主導した戦争を煽るプロパガンダに軍配が上がり、アメリカ合衆国はヨーロッパの戦争に参戦する事になるのです。

ドイツの無制限潜水艦戦(ドイツ潜水艦による無警告の通商破壊作戦。イギリス海域に商船の立ち入り禁止水域を設け、違反する商船はすべて無警告で撃沈すると宣言した)の開始を直接のきっかけとして、ウィルソン大統領は1917年4月2日に臨時議会に海戦教書を送り、「軍事侵略的な独に対する「平和を愛する民主主義者」の十字軍に参加するよう呼びかけ、ハウス大佐のレトリックに従って、「アメリカは、ドイツ国民とではなく、その支配層と戦う」と演説しました。


このなかで彼は、ツアー専制を倒したロシア革命に賛辞を与え、ドイツの専制政治を非難しました。 アメリカのセオドア・ルーズベルト元大統領は」、わざわざウィルソンを訪ねて演説に賛意を表します。


共和党の票を割ってウィルソンを大統領に当選させた張本人ルーズベルトは、やはり参戦を支持したのでした。初めからロスチャイルド家に動かされていたという事です。

議会で宣戦決議案は可決され、ウィルソン大統領が署名し、遂にアメリカ合衆国がドイツに宣戦布告します。 シフは、1917年4月にアメリカが参戦すると、

「全世界の悪の元となっているドイツ軍部を完全かつ永久に抹殺する」連合国側の全面的勝利を期し、強烈な反ドイツの立場をとったのでした。


ロスチャイルドやシフは、ドイツ・フランクフルトのユダヤ人・ゲットー出身ですが、その時受けた差別の利便jでしょうか?




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ロスチャイルド財閥ー71 孤立主義のアメリカ

2022-10-20 02:06:12 | 国際政治・財閥


金塊



第一次世界大戦が始まると、アメリカ合衆国は、連合国への軍需物質や食料の良い大供給拠点となり、貿易代金としてロンドンからニューヨークへ金(Gold)が大量に送られました。

さらにイギリスはおびただしい額の戦費を戦時国債で集めましたが、これをウォール街は大量に購入しました。 ギリスはアメリカに対して純債務国に転落し、大戦後の国債の償還も金(Gold)での支払いを強いられました。

連合国はアメリカ合衆国自体を参戦させようとしましたが、アメリカ国民が反戦平和で固まっていたの、で、上手くいきません。 イギリスのサイクスとフランスのピコたちは、シオニストたるユダヤ人にパレスチナの地を約束すれば、アメリカのみならず各国の力あるシオニスト・ユダヤ人から協力を仰ぐことが出来、

アメリカを参戦させることができると考えました。当時、世界全体のユダヤ人口は約1500万人と推定され、そのうち500万人がアメリカ合衆国に住んでいて、世界経済の通数となったニューヨークの人口の25%がユダヤ人でした。

ドイツ政府が先にユダヤ人にパレスチナを約束するかも知れなという危惧もありました。



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