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パナソニックインダストリー、本社機能を東京・虎ノ門に

2024-02-09 22:01:21 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


パナソニックインダストリーは本社機能を東京・虎ノ門に移転した

 

パナソニックホールディングス(HD)傘下の電子部品事業会社、パナソニックインダストリーは8日、本社機能を新拠点の東京・虎ノ門に移転したと発表した。

人事や経営企画などを担う本社部門、技術開発部門や営業部門を大阪府門真市の旧本社から移した。顧客や社外の研究者との接点を増やすほか、採用活動の強化につなげる。

1日付で虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京・港)内に新拠点を開き、東京都内に分散していた開発・営業部門も集約した。門真市にも本社機能の一部を残す。

 

日経記事 2024.02.08より引用

 

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優秀な人材確保のためでしょうね。特に新入社員。

 

 

パナHD、米社からシリコン負極材調達 車載電池の容量増

2024-02-09 21:56:36 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


        シラ・ナノテクノロジーズのシリコン負極材

 

パナソニックホールディングス(HD)傘下の電池事業会社であるパナソニックエナジーは12日、米国のスタートアップ企業からシリコンの負極材を調達すると発表した。

一般的に負極材に使われる黒鉛に比べて電池の容量を高められる。北米で車載電池の増産を急ぐなか、新素材の調達を拡大する。

シリコン負極材を開発するシラ・ナノテクノロジーズ(カリフォルニア州)と売買契約を結んだ。ワシントン州にある同社のシリコン負極材工場から、パナエナジーの北米の車載電池工場向けに調達する。調達開始の時期や量は公表していない。

リチウムイオン電池の負極材には黒鉛を使うことが多い。シリコンを混ぜると電池の蓄電容量を高められることが知られているが、シリコンは充電時に膨張する課題がある。


シラ社の負極材は膨張を抑えられる特性がある。パナエナジーは2015年から一部の車載電池にシリコンの負極材を使用した実績がある。23年7月には英スタートアップのネクシオンからもシリコン負極材を調達すると発表していた。

パナエナジーは2017年から米ネバダ州で車載電池工場を稼働させ、米カンザス州で建設中の新工場も24年度中に操業を始める計画だ。

北米にはさらに新工場を建設する計画で、車載電池の増産に合わせて、シリコン負極材を安定的に調達できる体制を整える。黒鉛の生産量が多い中国が輸出管理を強めていることもあり、北米での調達を広げて輸送費や輸送時に排出される二酸化炭素(CO2)の低減につなげる。

 

日経記事 2022.02.12より引用

 


パナソニックエナジー、EV電池材料の黒鉛調達 豪社から

2024-02-09 21:52:06 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


           ノボニックスの黒鉛製造炉



パナソニックホールディングス(HD)傘下の電池事業会社、パナソニックエナジーは9日、オーストラリアの材料メーカーの米国工場から電気自動車(EV)用電池の負極材に使う黒鉛を調達すると発表した。

パナエナジーの米国の電池工場の材料に充てる。北米で材料を現地調達し、電池の安定供給につなげる。

オーストラリアのノボニックスが保有する米テネシー州の工場から調達する。2025年から4年間、計1万トンの黒鉛の購入を見込む。

ノボニックスは一般的な製造方法に比べ、黒鉛を短時間で生産する技術に強みがある。生産に必要なエネルギー量が少なく、二酸化炭素の排出量を抑えられるという。

パナエナジーは米ネバダ州でEV電池工場を操業している。米カンザス州に建設中の新工場も24年度中に稼働させる計画だ。

北米ではさらに電池の生産量を拡大させる方針で、電池の原材料を北米で安定的に調達できる体制を整える。

 

 

 

日経記事 2024.02.09より引用

 

 


ニデック、中国EV偏重から脱却 AI半導体の冷却装置に的

2024-02-09 21:42:30 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


ニデックはAI半導体が成長をけん引する市場を開拓する(画像は米グーグルのデータセンター)=AP

 

ニデックは中国の電気自動車(EV)市場を軸とした成長戦略を見直す。価格競争で利益が確保できない市場への投資を抑制し、中国のEV部品に代わる成長市場を開拓する。

AI(人工知能)半導体を使ったデータセンター向け装置を年間200億円の事業に育てる。アフリカなどのグローバルサウスに空調関連の工場も建設する。

2025年3月期はデータセンターのサーバーに組み込む画像処理半導体(GPU)などの水冷装置の販売に力を入れる。

AI半導体を使ったサーバーはデータ処理量が増加し発熱しやすいため、高い冷却能力が求められる。サーバー大手から月1000台程度の水冷装置を受注し、年間200億円の売上高を目指す。

現在はファンが風を送る空冷式の装置を提供している。配管やポンプで水を循環させる水冷式の装置は冷却能力が高く、空冷式より2〜3割節電できる。

ニデックは装置内に重要部品を2つずつ配置。片方で水漏れがおきても、もう片方の部品が稼働してサーバーが故障しないよう設計した。

省エネ機器の導入でデータセンターの消費電力量を抑えたい米IT(情報技術)大手などの需要を開拓する。

ニデックの小部博志社長兼最高執行責任者(COO)は「AI半導体を使うサーバーに積極投資する(米アップルなどの)『GAFAM』や米テスラを間接的に支える」と話す。

AI半導体は米エヌビディアが23年に新製品の投入を発表して以降、注文が殺到して注目を集めている。台湾の調査会社トレンドフォースによると、AIサーバーの世界市場は22年の85万台から、26年に236万台まで拡大する。

ニデックは足元の需要が低迷しているハードディスクドライブ(HDD)向けのモーター工場があるタイで水冷装置を生産する。大規模な投資をせずに新事業を育成し、投資効率を高める。

 

 

グローバルサウスにも投資する。永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は1月下旬の記者会見で、「ニデックが20年前に中国進出した時と同じ雰囲気がある」と述べ、来期以降はインドとアフリカに注力する方針を示した。

26年3月期にもニデックとして初のアフリカ工場の建設を検討する。エアコンの省エネ性能を高める主要部品に使われるモーターを生産する見通し。ニデックはエアコン用モーターで世界シェア首位。


インドでもエアコン向けを念頭に同国5番目の工場建設を検討中で、新興国の経済成長をテコに規模の拡大を目指す。

 


2023年4〜12月決算を発表するニデックの永守CEO(1月24日、東京都千代田区)

 

足元では中国市場向けのEV部品事業の損切りを進めている。構造改革費用の計上により24年3月期の同事業の営業損益は600億円近い赤字を見込む。

永守氏は「中国のEV部品に傾注しすぎたのが失敗だった」と話す。EV部品の販売は中国一辺倒を改め、日米欧市場の開拓に力を注ぐ。


 

23年4〜12月期は事業で得られる営業キャッシュフローが前年同期比1100億円増の2042億円となり、4〜12月期としては過去最高だった。

老朽化が進む電力インフラの更新需要を背景に米国などで産業用モーターが伸びている。1月下旬に見直した後の今期の予想連結純利益は過去2番目の水準だ。EV部品事業をのぞけば堅調な事業が多く、費用対効果の高い投資を進めて仕切り直す。

 

日経記事 2024.02.09より引用

 

 

 

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大日本印刷の純利益53%増 4〜12月、リクルート株売却

2024-02-09 21:38:40 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


大日本印刷の23年4〜12月期の業績では光学フィルムが伸びた

 

大日本印刷が9日発表した2023年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期に比べ53%増の985億円だった。

テレビの大型化に伴って、ディスプレー部材である光学フィルムの販売が伸びた。リクルートホールディングス(HD)株など投資有価証券の売却益612億円を特別利益に計上した。

売上高は1兆612億円と4%増えた。再生可能エネルギーの需要が活発で、太陽電池用部材の封止材が堅調だった。リチウムイオン電池用部材のバッテリーパウチも伸びた。

営業利益は17%増の520億円だった。原材料高の一服や円安が寄与した。

24年3月期の業績見通しは据え置いた。純利益は前期比3%増の880億円を見込むが、23年4〜12月期までの進捗率は112%に達する。雑誌といった紙媒体の市場が縮小することなどをリスクとして織り込むという。

 

 

 

日経記事 2024.02.09より引用