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アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-8 ニューイングランド植民地とポカホンタス、そして感謝祭、

2024-02-13 22:54:22 | ヨーロッパ・ロシア・中東・アメリカ全般、歴史・文化・食文化・芸術・建築

アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-6 黒人奴隷の牙城サウスカロライナhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/47e345a419e64d282679d2cffb5565f0
空の続き

 

 

ニューイングランド植民地とポカホンタス、そして感謝祭

ニューイングランドにおける最初の恒久的植民地は、1620年12月、今日のマサチューセッツ州プリマスに建設されました。

最初の冬、101人の渡航者のうち半数の死者をだしましたが、有徳の知事ウィリアム・ブラドフォードの指導のもとに、難局を切り抜けて踏みとどまることができました。

この植民地を建設した人々が上陸直前に結んだ『メイフラワー誓約』は、植民地自治、あるいは広くアメリカ民主主義一般の先駆者として神話化されてきました。

しかし、彼らはその後ニューイングランドに於いても決して植民地建設の指導的役割を演じることはありませんでした。このことは『彼らの世界観』と深く関わってきました。

 

彼らは『ピルグリム・ファーザーズ』と呼ばれ、日本では『巡礼始祖』と訳されています。 しかし『巡礼』という訳語からは、中世ヨーロッパの聖地巡りが思い出されて彼らの精神を連想するおンは困難です。

彼らは英国教会だけでなく、聖遺物や聖堂をも含めてすべての物に対する執着を捨て、一切の宗教的権威を否定しようとしました。 

彼らにとって、この世では神を信じる人々の集まりのみが、究極的価値あるものだったのです。

彼らは他人からの信仰の押し付けを断固として拒否し、同時にみずからも押し付けることを厳しく自制しました。

しかし、多元的価値観に立って、自覚的に宗教を国家から分離し、徹底した世俗国家の建設を目指すほどの近代人でもありませんでした。

このような人々は、各宗派が正当性を求めて『武力闘争』を展開していた当時のヨーロッパにあっては、『この世を仮の宿』とみなし、『安住の地』を求めて『旅人』として生きるしかなかったのです。

 

彼らの植民地の歴史は結局、17世紀末『マサチューセッツ湾植民地』にほとんど抵抗なく『併合』されることによってその幕を閉じました。 植民地時代史家『バーナード・ペイリン』は言います。

「ペリグリムたちは、あらゆる権力本能を欠き、世界を変革するよりむしろ拒絶し、個人的敬虔を謙虚な態度で実践して、他人の誤りに対して寛容であった。 彼らは自分たちが建設した共同社会を永続させることができず、アメリカ人の生活に対する彼らの影響は理想の世界に限られていた」。

 

この評言は現代の心優しき人々の共感を誘います。 しかし、彼らのインディアンに対する恐るべき偏見は無視してはイケマセン。 

実利的な南部の白人たちは、ジェームズタウンのジョン・ロフとポカホンタスの神話化されて有名になった結婚の例に見られるように、しばしばインディアンの娘と結婚あすることによって彼らとの平和の維持を試みました。

ととえそれが政略結婚であっても、少なくともそこには人間と人間との関係がありました。

 

しかし、ピルグリムにとってインディアンは悪魔の代理人でした。彼らが最初にプリマスに到着した時、専従のインディアンがすでに、先年イギリス人漁民がもたらした疫病によって死に絶えていたのを見て、「神が病原菌をつかわして、我々の行く先を清め給うた」ことを感謝して、翌春インディアンが遺した畑に種子を巻きました。

米国の感謝祭はこの年の秋の収穫を祝う祝日として始まりました。 また入植二年後の1622年、彼らはマサチューセッツ族の族長4人を謀殺し、その首を棒に突き刺し、20年間もプリマスの砦の上に晒しました。

 

 

 

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ヘイリー氏がトランプ氏に不快感、夫からかう発言巡り

2024-02-13 22:42:09 | トランプ政権

ヘイリー氏がトランプ氏に不快感、夫からかう発言巡り
米大統領選の共和党候補指名争いで優位に立つトランプ前大統領が、選挙戦を
続けているヘイリー元国連大使の夫をからかう発言をしたことを巡り、
ヘイリー氏が2月12日に強い不快感を表明した。
同日、サウスカロライナ州で撮影(2024年 ロイター

 

[12日 ロイター]

- 米大統領選の共和党候補指名争いで優位に立つトランプ前大統領が、選挙戦を続けているヘイリー元国連大使の夫をからかう発言をしたことを巡り、ヘイリー氏が12日に強い不快感を表明した。

トランプ氏はある集会で「ヘイリー氏の夫は今どこにいるのか。どこかに行ってしまった。彼女の夫に何が起きたのだろうか」と語り、米軍人として現在アフリカで任務に就いているヘイリー氏の夫のマイケル氏が、あたかも選挙戦に加わるのを嫌って遠方に赴任したかのように描写した。


ヘイリー氏の陣営は早速新たなデジタル広告で反撃し、トランプ氏はずっと前から軍人とその家族の名誉を傷つける言動をしてきたと非難した。

またヘイリー氏自身もFOXニュースの番組で直近のトランプ氏の発言に関して「気分が悪くなる」と述べ、トランプ氏が全ての退役軍人を嘲笑していると付け加えた。


トランプ氏は以前、パリにある第一次大戦で戦死した米軍人の墓地への訪問を中止し、戦死者たちを「負け犬」などと侮辱。

さらにベトナム戦争で捕虜になった故ジョン・マケイン上院議員に対しても「英雄ではない」と暴言を吐いた過去がある。
 

サウスカロライナ州を地元とするヘイリー氏は24日に予定される同州の共和党予備選で勝利を目指しているものの、現段階では支持率でトランプ氏にリードを許している。

ただ同州は、軍関係者や退役軍人、基地が多く、今回の件がヘイリー氏にとって追い風になる可能性もある。
 
 
ロイター記事 2024.02.13より引用
 
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日露戦争があった事すら知らなかった、このTV芸人の馬鹿男、何とかならんか。 名誉棄損で起訴し、また金を巻き上げるしかないかないな。
 

ビットコイン一時5万ドル台 米株高などでリスク選好

2024-02-13 22:34:05 | 世界経済と金融

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が急騰している。12日に一時5万ドルを超え、2021年12月以来約2年2カ月ぶりに大台を回復した。

ビットコイン現物の上場投資信託(ETF)に新規マネーが流入する。米国の株価上昇を背景に、投資家が積極的に運用リスクを取る姿勢を強めている。

 

 

ビットコイン現物ETFは1月11日に10本が上場した。1月は上場を受けビットコイン価格が一時4万9000ドル台まで上昇したものの、その後は4万ドルを割るなど伸び悩んだ。

未上場の投資信託をETFに衣替えした米グレースケール・インベストメンツの「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」からの資金流出が相場の重荷となった。

GBTCは通常の投信だった際にはロックアップ(一定期間の売却禁止)が設けられていたが、ETF化でいつでも解約が可能となっていた。

ビットバンクの長谷川友哉マーケットアナリストは「含み損を抱えていた投資家の売りが出尽くし、現物ETF全体の資金のネットフローは1月末から純流入が続く」と説明する。


米株高も追い風だ。マネックス証券の松嶋真倫・暗号資産アナリストは「金融市場全体でリスクオンの機運が高まっている」とした上で「投資家がより大きいリターンを求めてビットコインに資金を振り向けている」と指摘する。

4月にはマイナー(採掘者)が採掘の対価として得るビットコインの量が半減し、流通するコイン量を調整する4年に1度の「半減期」を控える。


長谷川氏は「半減期に現物ETFへの需要や米国の金融緩和が重なれば、ビットコインの史上最高値も視野に入ってくる」と話す。

 

グローバルマーケット

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日経記事 2024.02.13より引用

 

 


ダイハツ経営陣が23年の賞与を返納 会長や社長は全額

2024-02-13 22:28:32 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


      ダイハツの京都工場(京都府大山崎町)

 

ダイハツ工業は13日、完成車の認証試験における不正の責任をとり、松林淳会長と奥平総一郎社長、星加宏昌副社長が2023年の年間賞与を全額自主返納したと発表した。

その他の取締役と車の開発にかかわる「役員」は50%、それ以外の役員については20%をそれぞれ自主返納した。

 
 

ダイハツ不正

ダイハツ工業が車の安全性を確認する試験で不正をしていた問題についての速報やニュース、解説をまとめました。

不正は25の試験項目におよび、現在国内で生産・開発中の28車種すべてでみつかりました。親会社のトヨタの動向、国土交通省の対応についても注目があつまります。

 

日経記事 2024.02.13より引用

 

 


サンフランシスコで自動運転タクシー炎上 群衆が破壊

2024-02-13 22:22:28 | 安全保障、戦争・軍事・テロ・ハニトラ、マフィア、スパイ・犯罪・詐欺


火を付けられて焦げた自動運転タクシー
(サンフランシスコ消防局提供、セラフィーヌ・ホッセンロップさん撮影)

 

シリコンバレー=山田遼太郎】

アルファベット傘下で自動運転技術を開発するウェイモの無人タクシーがこのほど、米西部サンフランシスコ市の路上で群衆に火を付けられて炎上した。乗客はおらず、けが人は無かった。ウェイモは同市内でのサービスを続けている。

市警察によると10日午後8時50分ごろ、市内中華街の路上で車両が燃えているという情報があった。無人の車から炎が上がっているのを消防が確認して消火にあたった。当日は春節(旧正月)の初日で、中華街は多くの人でにぎわっていた。

 


一時は車両から激しく火が上がった
(サンフランシスコ消防局提供、セラフィーヌ・ホッセンロップさん撮影)

 

ウェイモによると車両は当時自動運転で走行中で、乗客・運転手はいなかった。
群衆が車両を取り囲み、窓ガラスを割ったり花火を車内に投げ込んだりして車を壊した。

SNS上には落書きされた車体の画像や、板でガラスをたたく人々の映像が出回った。サンフランシスコ市のブリード市長は12日の声明で「火災が密集した建物に燃え広がるおそれがあった。許されない行為で、実行犯の責任を追及する」と非難した。

 

サンフランシスコでは無人タクシーの有料サービスが2022年に始まり、先端技術を米国の主要都市でいち早く実用化した。

これに対する反発が一部にあり、市民が走行中の車両を妨害したほか、タクシー運転手らが無人タクシーの拡大に抗議デモをするなどした。

 

23年8月にウェイモなどが市内でサービスを終日提供する許可を得た際には、導入を進める州当局と慎重姿勢の市警察当局などの見解が分かれていた。

12月にはサンフランシスコ市がカリフォルニア州に異議を申し立て、無人タクシーの運行拡大を認めた当局の決定見直しを求めた。

 

ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のGMクルーズは23年10月の同市内での人身事故を受けて走行許可を停止されている。同社の自動運転車が、別の車がひいた歩行中の女性に接触して引きずるなどして重傷を負わせ、サービス停止に追い込まれた。

現在はウェイモのみが同市内で商用サービスを提供する。同社は市内で250台の車両を運行し、およそ10万人がアプリを通じて利用できる状態だという。