Renaissancejapan

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設備投資8.5%増、バブル以来の伸び 先行き景気けん引

2024-04-01 18:00:36 | 日本経済・金融・給料・年金制度


堅調な業績を背景に、企業が高水準の設備投資を続けている。

日銀が1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の2024年度の設備投資額は前年度比8.5%増と、バブル期だった1989年以来の高い伸び率を見込む。

成長産業の半導体分野や、人手不足を補う省人化投資など製造業、非製造業を問わず投資の動きが広がる。

 

【関連記事】

 

 

日経記事2024.04.01より引用


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誰だ? 岸田首相は親中で米大統領は会ってくれない。 岸田首相で日本経済崩壊と言っていたのは?

アホボン安倍・高市信者、文化人放送局とダイレクト出版ですね。

現実認識能力・洞察力のないアホさをさらけだしています。 見ててみなさい。 『私は予想していた』予想的中とか言い出すぞ。www

 

 

 

【愛国保守?】アホボン安倍晋三の知力・学力レベル 情けない。
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3139bc0aeb212ce50a1eea7c12657a54

・アホボン安倍と吉本の癒着、そして芸人のエロ・セクハラ問題
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/44afd7082d70c6f34bfcb6f3a480e278

 ・親中の安部晋三・高市早苗、そして統一教会との癒着https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3014a48c1fe58ceabb6dfef5fa59b0bd

・リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64

 ・【清話会・安倍派の星】 萩生田光一 の プロフィール
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/25af815698863b42d9b689771595a89e

・「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/27bed3ffb543541c1c8f7c01ca12ad67

 ↑アホボン安倍ともやったのか?

 

 

高市早苗は、1989年3月に反日左翼メディアのテレビ朝日のキャスターとなり、同局の『こだわりTV PRE★STAGE』のキャスターを蓮舫と共に担当していた反日左翼主義者。

松下政経塾卒業後、反日・親中の小沢一郎率いる新進党に入党し、小沢とは日活動をやっていたバリバリのリベラル左翼。

山本拓との再婚で話題となったが、山本拓も新進党で反日活動をやっていた左翼主義者。高市の実の弟は山本拓の秘書という、一族挙げての反日左翼主義者。 国民からそっぽを向かれ、山本拓、高市早苗共に自民党に鞍替え。

山本拓は親中で有名な二階派に所属。 高市早苗は保守のコスプレ中。 

 

2016年愛人と称される安部晋三政権で総務大臣に就任。演説とは真逆に米中覇権戦争の中、中国人民解放軍の関係者が集まり創業したHuaweiの基地局をソフトバンクと癒着し大量導入。

2017年のソフトバンクのメーカー別基地局のシェアは、Huawei59.9%、エリクソン1.2%、ノキア15.5%、ZTE8.1% (総務省公表データ)。


とあるように、高市は、日本の安全保障上重要土地を次々と中国に売却し、日本を露骨に侵略してくる習近平を国賓で招待した安部晋三と同様になかなかの親中ぶりを示しています。

 

技術的にHuaweiでなければならなかった訳ではありません。 その証拠に同時期の高市総務大臣下で、  や KDDI の基地局にHuaweiは全く採用されていません。

 
・NTTdocomoでは富士通38.5%、NEC38.5%、ノキア21.4%、エリクソン1.6% 

・KDDIでは、サムソン66.3%、エリクソン37.4%、ノキア6.3%


とHuaweiのシェアはゼロ。 Huaweiなど必要がないという論より証拠です。

だからなにかと総務省と高市は仲が悪いでしょ。

 

アホじゃないんだから、騙されないようにね!

 

 

(おまけ)

・窃盗容疑で書類送検され、東洋大学教授を首になった文化人放送局の高橋洋一https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/66a21eea2e990e048eb939a38ecfe3b4

・性犯罪で最高裁・実刑判決を受けた 文化人放送局の山口敬之、お前が言うなLGBT
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e6bea52c026377df218985db111474d0

・篠原涼子に性犯罪級のセクハラ 文化人放送局のホンコン、お前が言うなジャニーズ問題https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/905e30f5a611666d6f512b0cb9c40d33

・LGBT法案に関するデマに注意https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c9c4a33e697a3488fbbca0184f1458f7

・【インボイス制度は増税でない】 ネットのデマに注意!https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0fc4809962e571b2ad23991ec43c0822

・アホボン安倍と吉本の癒着、そして芸人のエロ・セクハラ問題https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/44afd7082d70c6f34bfcb6f3a480e278

 

以上全て事実。 
反論あればどーぞ、FACTベースで徹底的に議論しましょう。

 


青ヶ島で大量の純金を発見!資産価値100兆円以上の保有量に世界が驚愕!2024年採取開始で日本大勝利!

2024-04-01 17:42:45 | 環境・エネルギー、資源

青ヶ島で大量の純金を発見!資産価値100兆円以上の保有量に世界が驚愕!2024年採取開始で日本大勝利!

https://www.youtube.com/watch?v=ih1cGwk6yTA

 

 

 

 


ブラックホールは暗黒エネルギーの源?初の観測的証拠が提示される!

2024-04-01 15:37:52 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

Lab BRAINS

研究者・技術者の『知りたい』がここにある

2023.02.24より引用

 

 

ブラックホールは暗黒エネルギーの源?初の観測的証拠が提示される!
https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2023/02/43534/

 

今回の解説は、ブラックホールは暗黒エネルギーでできており、かつ源である可能性が、観測的証拠によって示された、というものだよ!暗黒エネルギーとは何かについても記事内で説明するね。

謎や悩みどころの多い2つの課題であるブラックホールと暗黒エネルギーは、数年前から両者を結び付けられるという可能性が理論的に提示されていたよ。

 

今回は宇宙にある多数のブラックホールを観測することで、その理論とよく一致する結果が導き出された、と言う結果が報告されたよ!
今までの理解を大きく変える新しい説や理論に観測的証拠が見つかるのは珍しいことなので、要注目だよ!


 

 

一般相対性理論が破綻するブラックホールの「特異点」

この宇宙には謎がいくつもあるけれど、今回はその中の2つ、「ブラックホール」と「暗黒エネルギー」にまつわるものだよ。まずはそれぞれを順番に説明するね!

 

恒星サイズの天体が、重力に抵抗できず無限に潰れてしまった天体をブラックホールと呼び、その中心にある1点を「特異点」と呼ぶよ。特異点では色んな値が無限大になってしまい、一般相対性理論が破綻してしまうので、できれば存在してほしくない厄介な点だよ。

 

まずブラックホールは、この宇宙で最も極端な性質を持つ天体だよ。これは、他の天体がどのようにして天体としての形を保っているのか、というのに関連しているよ。

全ての物体は自分自身の重力で潰れようとしているけど、これに抵抗する力があることで、潰れることを防いでいるよ。惑星サイズの天体は、原子同士の反発が潰れるのを防いでいるよ。


恒星サイズの天体になると、原子同士の反発だけでは潰れるのを防ぐことができないよ。しかし恒星は、中心部で核融合反応を起こし、そのエネルギーが重力に逆らう力となっているよ。

でも、核融合の元となる燃料は有限なので、いつかは燃え尽きてしまうよ。その先の運命は、恒星が元々持っていた質量によって変わってくるよ。

太陽程度の軽い恒星の場合、電子の縮退圧と呼ばれる、原子が限界まで潰され、電子が押し込まれる力によって重力に対抗するよ。この状態になった天体を白色矮星と言うよ。

太陽の8倍より重い恒星の場合、電子の縮退圧でも抵抗できなくなるよ。すると今度は、原子の外側にある電子が原子核に押し込まれ、全ての原子核がくっついたような状態となるよ。

 

この状態は、ほとんど全てが中性子でできていることから中性子星と呼ばれるよ。中性子の縮退圧と呼ばれる力によって、強大な重力に対抗するよ。

では、電子の縮退圧でも中性子の縮退圧でも抵抗できなかった場合にどうなるか?太陽の20倍から30倍を下限として、それ以上の重さを持つ恒星はこのような状態になると考えられているよ。

 

今のところ、これ以上の物質の状態と言うのは考えられておらず、重力に抵抗できる力はないと考えられているよ。すると、物質は重力によって無限に潰れてしまう重力崩壊に陥るよ!

この、無限に潰れてしまった状態の天体がブラックホールと呼ばれるものだよ。なのでブラックホールは他の天体と違い、明確な表面と言えるものは存在しないよ。

 

ブラックホールの大きさと呼ばれるのは、この境目を超えると光ですら抜け出せない、という面の内側で定義されるよ。この面は「事象の地平面」と呼ばれるよ。

ただ、本当の意味でのブラックホールの本体は、事象の地平面の内側にある、無限に潰れた1点と言うことになるよ。これは「特異点」と呼ばれるよ。

 

この特異点という存在は、理論の産物ではあるものの、一方で理論そのものを破綻させてしまうという厄介な存在で、長年宇宙物理学者の悩みの種とされてきたよ。

特異点では重力が無限大で、もう少し言えば時空の曲率[注1]が無限大と表現されるよ。特異点で一般相対性理論を適用しようとしても、無限大が相手なので計算できない[注2]

 

また、何らかの出来事の前後関係を説明できる因果律という概念は、特異点では適用できないよ。つまり特異点で起こったことは、何が過去で何が未来なのかもわからなくなってしまうよ!

現在の理論では特異点の存在は回避できず、かといって特異点があると理論が破綻する場所が宇宙にできてしまう、というジレンマが、宇宙物理学における長年の課題となっていたよ。

 

宇宙の7割を占める謎「暗黒エネルギー」


宇宙は加速膨張していることが発見され、重力に逆らう斥力の存在が示唆されたよ。これの正体は今でも不明で、かつかなり変な性質を持っているよ。正体が皆目わからないので、仮に「暗黒エネルギー」と呼ばれているよ。

 

一方で、宇宙が何でできているのか、という極めて基本的な点も、未だに多くの部分が分かっていないよ。これは宇宙の膨張という基本的な概念に関わっているよ。

1920年代に宇宙の膨張が発見されてから長年、宇宙の膨張は減速しているか、もしくは縮小に転じているのかのどちらかであると考えられてきたよ。

 

というのは、宇宙誕生時の一瞬を除いて、膨張の原動力[注3]となるものは存在せず、むしろ重力が宇宙全体の膨張を減速させている、という考えが大勢だったからだよ。

ところが1990年代になり、宇宙は途中から膨張速度が加速していることが発見され、大きな議論となったよ。重力で減速どころの話じゃないってことだからね!

 

宇宙の加速膨張の発見は、宇宙で支配的な重力という引力 (互いに引き合う) よりもはるかに強い斥力 (互いに反発する力) が宇宙に存在することを示していたからだよ。

現在でも、この斥力の正体は不明で、これを暗黒エネルギー[注4]と呼ぶよ。暗黒エネルギーは宇宙の全物質およびエネルギーの約7割を占めるという、宇宙の多数派だよ!

 

 

正体には迫れていないものの、少なくとも暗黒エネルギーは、宇宙の膨張で空間が増えても薄まらない性質を持っていることが明らかになっているよ。

なので暗黒エネルギーの正体は空間そのものが持つ性質であり、空間が増えても薄まらないというより、空間が増えるに従って暗黒エネルギーも増える、という予測があるんだよ。

 

 

ブラックホールは暗黒エネルギーの塊!?

 

ブラックホールが暗黒エネルギーでできているとすると、特異点を回避できるだけでなく、宇宙の膨張と共にブラックホールも成長する可能性が示されたよ!

 

 

そんな背景がある中で、ブラックホールは暗黒エネルギーの塊ではないか、という、一見するとかなり奇抜な予測が2000年代からでてくるようになったよ。

正体不明なものでブラックホールの正体を推定するのはなんとも不思議だけど、暗黒エネルギーの性質を踏まえると、ブラックホールの厄介な性質を回避することができるよ。

 

おさらいすると、ブラックホールで特異点が生まれてしまうのは、重力で潰れるのを回避する力が宇宙に存在しないから、という問題があるからだよ。

でも、もしブラックホールが暗黒エネルギーでできていれば、分かりやすく言うと重力にも逆らいうる斥力が存在することになり、特異点が生まれずに済む[注5]、という利点があるんだよ!

 

ただ、特異点を持つブラックホールの姿は、一般相対性理論できちんと説明できるものだよ。特異点そのものの記述がうまく行かないだけで、他の部分は大体全てを説明できているよ。

ブラックホールが暗黒エネルギーという正体不明なものでできているという主張をするからには、それに匹敵するくらいのきちんとした背景が必要になるよ。

 

理論面に関しては、提唱から約20年で結構深掘りされて、結構強固なものになってきたけれども、それでももっと支持を受けるには、更なる証拠が必要な状態となったよ。

 

 

ブラックホールは予想以上に成長している!?

 

ブラックホールは物質を吸い込むことでも成長するけど、これには限度があるはずだよ。観測により、この限度を大幅に超えたブラックホールの成長を観測したよ! (画像引用元: 原著論文2 Figure6)

 

 

ハワイ大学などの国際研究チームは、ブラックホールが暗黒エネルギーでできているという仮説に、初めてとなる観測的証拠を見つけたんだよ!

銀河の中心にあるブラックホールの質量は、持っている恒星やその他の物質の総量からある程度推定が可能であることが分かっているよ。


研究チームが注目したのは巨大楕円銀河と呼ばれるタイプだよ。このタイプの銀河は、過去の観測や理論計算で、最もブラックホールの質量が推定しやすいよ。

特に、ブラックホールの成長は、銀河が形成されてからある程度の期間で周りの物質が枯渇し、停止すると考えられているから、質量が推定しやすいんだよ。

 

研究では、過去の様々なプロジェクトが観測したデータから巨大楕円銀河を抜き出し、約20億年前、約70億年前、約90億年前の3つのグループに分けたよ。

そして、理論的に予測されるブラックホールの質量と、実際の観測から推定されるブラックホールの質量を比較して、これにズレがないかどうかを調べたよ。

 

ブラックホールが銀河中心部の物質を吸い込んで成長するスピードと限界は分かっているので、もし何事も無ければ、理論と観測的証拠に大きなズレはないはずだよ。

しかしながら今回の結果は、予想外に大きなズレがあると判明したよ!約90億年前の銀河と比較し、約70億年前の銀河とでは7倍、約20億年前の銀河とでは20倍も成長していたんだよ!
 

これは、銀河中心部からの物質の供給が予想より多い程度では説明がつかない違いで、何か未知のものがブラックホールを成長させている、と考えることができるよ!

 

 

ブラックホールは暗黒エネルギーの源!?

 

ブラックホールの成長と宇宙の膨張の関係性を示す値kを調べてみたところ、関係性がないことを意味するk=0の可能性はほとんどなく、関連性があることを意味するk<0である可能性が高いと分かったよ! (画像引用元: 原著論文1 Figure1)

 


 この未知の成長の源こそが暗黒エネルギーであると考えた研究チームは、別のアプローチである、宇宙の膨張とブラックホールの関係にも注目したよ。

ブラックホールが暗黒エネルギーでできている場合、宇宙の膨張と共に、ブラックホール自体も膨張すると考えることができるよ。

 

ブラックホールの膨張、つまり体積の増加がある場合、ブラックホールの体積は質量と密接に結びついていることから、ブラックホールの質量も増加することになるよ。

ブラックホールの予想外の成長と言う観測的証拠は、ブラックホールが宇宙と共に膨張していることを示しているのかもしれないよ。

 

ただしこの場合、宇宙の膨張につられて、ブラックホールがどの程度 "伸びやすいか" という性質を定量的に評価する必要があるよ。

研究チームは、今回示された観測結果とこれまでの理論的な探索の成果を合わせ、ブラックホールの "伸びやすさ" を評価したよ。

 

従来のブラックホールにまつわる理論の場合、宇宙の膨張とブラックホールの膨張には何の関係もないから、この "伸びやすさ" の数値はゼロに等しいはずだよ。

一方で宇宙の膨張とブラックホールの膨張に関係性がある場合には、ゼロより大きい "伸びやすさ" の数値が現れるはずだよ。

 

検証の結果、ブラックホールの "伸びやすさ" を示すkという値[注6]は約3.11と出た一方、kがゼロである可能性はほとんどないという結果となったよ。

また、この "伸びやすさ" によるブラックホールの成長率は、宇宙の膨張が減速から加速に転じた時代と良く一致することも計算によって判明したよ。

 

つまり分かりやすく言えば、宇宙の膨張と共に成長することで、ブラックホールは自らも暗黒エネルギーの源となっている可能性があると今回判明したんだよ!



ブラックホールと暗黒エネルギーの謎はまだまだ多い

 

もちろん、今回の観測結果だけで、ブラックホールは暗黒エネルギーでできていて、しかもその源である、と確定させることはできないよ。

ブラックホールの成長などの観測的証拠は、これまでの理論ではうまく説明できないことは確かだけど、そもそも今回の推定が妥当なのかどうかから議論を始めないといけないよ。

 

また、仮にブラックホールの成長が事実だとしても、例えば銀河中心部への物質供給がこれまでの推定よりずっと多いとか、他の解決策もあり得ることも確かだよ。

一方で、今回の研究でユニークなのは、暗黒エネルギーの源がブラックホールであるという、宇宙に余計なものを追加していないという点がとても興味深いよ。

 

これまでの理論だと、暗黒エネルギーの源として新たな天体や物理現象や時空の性質を追加しないといけなくて、この新たな追加物が余計な問題を引き起こすよ。

新たな追加物はなぜこの宇宙にあり、なぜ観測できないのか、という単純な問題から、既存の理論とうまく適合しないので理論自体を大幅に改変しないといけないなど、この問題は結構厄介だよ。

 

今回の研究では、この理論は余計な追加がない点でシンプルであり、これまでの宇宙の理解から大幅なズレがないという点では、とてもスッキリしていると言えるよ。

今回の結論は観測的証拠から与えられたものだから、更なる観測はこの主張を後押しする発見か、あるいは軌道修正や撤回が必要な発見をするかもしれないよ。これからも要注目だよ!

 

 

文献情報

 

[原著論文]

Duncan Farrah, et.al. "Observational Evidence for Cosmological Coupling of Black Holes and its Implications for an Astrophysical Source of Dark Energy". The Astrophysical Journal Letters, 2023; 944 (2) L31. DOI: 10.3847/2041-8213/acb704

Duncan Farrah, et.al. "A Preferential Growth Channel for Supermassive Black Holes in Elliptical Galaxies at z ≲ 2". The Astrophysical Journal, 2023; 943 (2) 133. DOI: 10.3847/1538-4357/acac2e

 

 

[参考文献]

UH News. (Feb 15, 2023) "1st observational evidence linking black holes to dark energy". University of Hawaii.

Bernie DeGroat. (Feb 15, 2023) "Scientists find first observational evidence linking black holes to dark energy". University of Michigan.

"Scientists find first evidence that black holes are the source of dark energy". (Feb 15, 2023) Science and Technology Facilities Council, Rutherford Appleton Laboratory Space.

  1. S. Croker & J. L. Weiner. "Implications of Symmetry and Pressure in Friedmann Cosmology. I. Formalism". The Astrophysical Journal, 2019; 882 (1) 19. DOI: 10.3847/1538-4357/ab32da

UH News. (Sep 9, 2019) "Are black holes made of dark energy?". University of Hawaii.

Kevin S. Croker, et.al. "Cosmologically Coupled Compact Objects: A Single-parameter Model for LIGO–Virgo Mass and Redshift Distributions". The Astrophysical Journal Letters, 2021; 921 (2) L22.

UH News. (Nov 3, 2021) "New study proposes expansion of universe directly impacts black hole growth". University of Hawaii.

 

 

注釈


[注1] 時空の曲率 ↩︎

一般相対性理論では、重力は何らかの力と言う表現ではなく、時空がどの程度曲がっているかによって表される。このため重力は時空の曲率で表される、と表現される。重力が強いほど時空の曲率も強いということになり、重力が無限大の特異点では時空の曲率も無限大となる。



[注2] 特異点での一般相対性理論の適用 ↩︎

一般相対性理論は、現在の物理学における基本的な理論であり、原則は地球でも太陽でも中性子星でも、宇宙のあらゆる場所で計算と予測が可能である。これを一般相対性理論を適用可能と言う。しかし特異点では、様々な値が無限大を取るため、計算ができなくなる。このため特異点では一般相対性理論での物理現象の計算や予測が不可能となってしまう。このため、特異点は一般相対性理論が破綻すると表現される。



[注3] 誕生直後の膨張の原動力 ↩︎

宇宙は誕生直後、インフレーションと呼ばれる極めて急激な膨張を起こしたと推定されている。インフレーションはなぜ始まりなぜ終わったのかについては現在でも研究が進んでいる。1つの可能性として、真空にもエネルギーの高い状態と低い状態があり、インフレーションはエネルギーの高い真空から低い真空へと "相転移" した際の差分のエネルギーによって発生した、という推定がある。


[注4]  暗黒エネルギー ↩︎

"暗黒" と言う言葉に深い意味はない。これは今の観測技術では間接的にしかその存在を知ることができず、直接の正体を観る方法が見つかっていないことを指し、観測と言う行為に対して "暗い (dark) " ことを意味する言葉である。

 

[注5] 暗黒エネルギーで特異点を回避する ↩︎

この説明は分かりやすいものの、本来は異なる。ブラックホールが暗黒エネルギーでできているという仮定をするのは、数学的にはド・ジッター計量と呼ばれる取り扱いとなる。これは簡単に言えば、空間が膨張している宇宙と同じように、自らが膨張するような斥力を持つ空間である。よってブラックホールは重力崩壊によって無限に潰れて特異点を生じるのではなく、空間自体の斥力によって有限の値で重力崩壊が停止することになる。また、このモデルでは同時に事象の地平面も回避されるが、今回は割愛する。

 

[注6] "伸びやすさ" を示すkという値 ↩︎

研究チームはこれを「宇宙結合強度 (cosmological coupling strength)」と呼んでいる。宇宙の膨張とブラックホールの膨張がどの程度 "結合" しているのかを示す値だからである。

 

                                    以上

 

 

(関連情報)

 

・重力で解明されたこととは?これまでの発見とこれからの発見https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/aa0efc615ccbdfbff3578c677fd210ea

 

 

 


重力で解明されたこととは?これまでの発見とこれからの発見

2024-04-01 15:07:20 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

重力で解明されたこととは?これまでの発見とこれからの発見

https://www.youtube.com/watch?v=_UtT8SEaTuQ

 

 

 

(関連情報)

ブラックホールは暗黒エネルギーの源?初の観測的証拠が提示される!https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/60e6877a60e02d0f2b48341c5472421a

 

 

 


「幻の粒子」の証拠か 東大など、量子計算機に応用も

2024-04-01 13:55:15 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史


東京大学はマヨラナ粒子が存在する証拠を観測した=東大芝内教授提供

 

東京大学や京都大学などが、幻の粒子と言われる「マヨラナ粒子」が存在する証拠を見つけたと報告した。

約90年前に存在が理論的に示されたが、まだ見つかっていない。実在すれば、計算エラーの少ない量子コンピューターの開発につながる可能性がある。

 

マヨラナ粒子は1937年、イタリアの物理学者エットーレ・マヨラナによって理論的に提唱された。

一般的な粒子には重さなどは全く同じで、電気的に反対の性質を持つ「反粒子」がペアとして存在しうる。一方、マヨラナ粒子は粒子と反粒子が全く同じ性質を持つとされる。

 

マヨラナ粒子が存在した場合、応用先として量子コンピューターが有力視される。量子コンピューターは2つの状態が同時に存在する「重ね合わせ」という不思議な現象を使って計算する。

超電導や光など様々な手法があるが、実用レベルの大規模な計算は実現していない。課題となっているのが、「エラー訂正」と呼ばれる技術だ。

 

計算の誤りを訂正しながら、高度な計算に対応する必要がある。マヨラナ粒子は外部からの影響を受けても状態が変化しにくく、エラーが発生しにくい可能性がある。

マヨラナ粒子の存在は確認されておらず、証拠を探す研究が進む。東大を中心とするグループは、塩化ルテニウムという蜂の巣状の物質を使って、存在の証拠をつかんだという。塩化ルテニウムを冷やして、強い磁力をかけた後、熱を加えて温度変化を調べた。

 

すると磁力をかける方向によって温度の上がり方が違った。その違いはマヨラナ粒子が存在するときに予想される数値と一致したという。

2018年にも別の方法で、証拠を見つけたとしていたが、そのときはほかの研究グループが「マヨラナ粒子ではない」と主張し、決定打にはならなかった。

 

研究に参加した東大の芝内孝禎教授は「同じ材料を使い、別の手法でマヨラナ粒子の影響を観測できたので、決定的な証拠になった」と話す。今後、直接観測などを目指す。

芝内教授は「今回の成果をきっかけにマヨラナ粒子研究が一気に加速するのではないか」とみる。幻の粒子への期待は膨らむ。

(福井健人)