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ニューヨーク証券取引所に置かれたトランプ氏支持者の帽子(6日)=ロイター
株式市場から見ると、異質な米大統領選だった。ダウ工業株30種平均は、10月にかけて最高値を更新した。だが両陣営は目立った言及を避け続けた。
ハリス副大統領が「政策は正しかった」と誇り、トランプ氏が「政権交代への期待だ」と強弁する。そんな舌戦が盛り上がらなかったのは、株高から置き去りにされる人々の怒りを両陣営が恐れたからに違いない。
金持ちだけ裕福になる株の不均衡
米国は過半数の世帯が株を保有する「株の国」だ。しかし「株価にいいことは米国にもいい」とは言いにくくなった。
背景には、歯止めがかからない株式保有の不均衡がある。株を保有する世帯の割合を所得別にみると、上位10%の世帯では96%とほぼ全世帯に株が行き渡る。一方、下位20%の世帯では17%の保有にとどまる。
この結果、株高が進んでも金持ちが裕福になるだけで、それ以下の層との差は広がる。世帯あたりの保有株の価値を上位10%と下位20%で比べると、格差は1989年の3倍から2022年には75倍まで広がった。
マネーが株式市場を通じて成長企業に流れる。雇用が生まれ、株主も報われて社会は豊かになる。
資本主義の盟主、米国が築いた成長の方程式だ。だが格差が開くあまり国民が株高を歓迎しなくなれば、式は崩れる。
米国で今年、2つの言葉がしばしば使われた。格差がもたらす「不寛容」と、その発露である「外国人への敵視」だ。
危うい国民感情は、国境を越えて来る資本をせき止めて成長を脅かす。日本製鉄によるUSスチールの買収交渉は、票が欲しい両候補とも反対し、大統領選の争点にもならなかった。
若者ほど資本主義に失望
資本主義が信じられなくなった人々は政府に頼る。米メディアのビジネスインサイダーは昨年、好ましい経済体制を世代別に聞いた。結果は米国の将来を警告しているかのようだ。
ベビーブーマーからX世代、ミレニアル世代、そしてZ世代。若者ほど資本主義に失望し、社会主義を好んでいる。
08年のリーマン危機で親が職を失い、新型コロナウイルス禍で苦しんだのがZ世代だ。
65%が「政府は求める全員に職を提供すべきだ」と答えた別の調査もある。一人ひとりがアイデアと努力で道を開いてイノベーションを起こすという、米国流の起業家精神は遠のいていく。
清華大に私財を投じた米有力投資家
救いは資本主義の担い手が、強い危機感で巻き返していることだ。投資会社ブラックストーンを率い「資本主義の王」の異名を持つスティーブン・シュワルツマン氏は注目に値する。
13年に私財1億ドル(約153億円)を投じ、中国の清華大学に米国をはじめ世界から留学生を集める奨学制度「シュワルツマン・スカラーズ」を立ち上げた。中国との関係悪化を見越し、橋渡しの役割を果たす人材をつくろうとした。
まさに今だ。「卒業生は偏見なく、論理的に中国を語ることができる。母国の中国観を変えるだろう」。分断を和らげる活躍に同氏は期待を込める。
会社としては、市場の力で格差を埋めようとしている。買収した米企業の末端に至る社員に自社株を配り、成長の対価である株高の恩恵を隅々に行き渡らせる方針を今年打ち出した。
米国の行方は、資本主義国家全体の経済や社会を揺さぶる。もちろん日本も例外ではない。「資産運用立国」政策は企業が株価を高め、貯蓄から投資に資産を移した家計が潤う米国型の資本主義を目指している。
市場と歩む担い手を支えよ
米サンフランシスコで10月末、今夏に93歳で死去した伝説の銀行家のお別れ会が開かれた。新興テクノロジー企業に特化する投資銀行を創業した、サンフォード・ロバートソン氏だ。
テックの街シリコンバレーはウォール街並みの株式文化を誇る。イーベイもデル・テクノロジーズも、株を使った同氏の資金調達抜きに今の繁栄はない。
シュワルツマン氏㊧とロバートソン氏
野心家を支えて成長をもたらした足跡をしのぶ300人の中には、同氏の下で働き日本で投資会社ロングリーチグループを興した吉沢正道氏がいた。
吉沢氏はいう。「尊敬される人が担えば米国の資本主義の未来は明るい。利他の伝統を持つ日本にも潜在力はある」
資本主義国家の行方を決めるのは、市場とともに歩む多くの担い手だ。エゴを見透かされたら、瞬時に信用が地に落ちる。日本市場の中枢で相次いだ株のインサイダー取引など論外だ。
資本主義を成長につなげる人々を支え、「株高はいい」と言える国に持って行けるか。指導者たちの新たな課題が浮かぶ。
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日経記事2024.11.11より引用
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アグネス・スメドレー(1892-1950)
①アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー1: 生い立ちhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/99da503f67a7ab05933d0308c10c061b
➁アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー2: ゾルゲとの出会いと別れhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0ca79bdb97a935f6072417e5ead77af6
③アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー3: 西洋人共産主義者とのプロパガンダ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f5191256ae9c9e00515142bea52f9479
④アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー4: 中国共産党幹部との接触https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af2ab0ab3afcd5d6d7c7e419e685b696
⑤アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー5: スメドリーを支援していた米国務省
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0de36463345568f460480f294e3c3223
⑥アグネス・スメドレー 中国共産党に尽くした女スパイー6: スメドレーの死https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3454290d5d7d58ccce7f785eb1bbc4b6
① Renaissancejapanが考える 米大統領選、民主党大敗北の原因
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ed1d70fb1dc8837f45fe2adb8f5e7ec1
➁ 大敗の米民主党、再建へ前途多難 エリート色に反感強く
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f921cc14f401dffcfa61fc0327a61ead
③大接戦じゃなかったの?なぜトランプ氏“圧勝”に?https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a7830ea06b4e49fe5b460c4175d81594