シャープ本社と堺ディスプレイプロダクト(SDP)がある堺事業所(堺市)
シャープがテレビ向けの液晶パネルを生産している堺工場(堺市)の従業員を対象に、500人程度の早期退職を募集していることが12日、分かった。
9月までに堺工場の稼働を停止することに伴う措置で、工場を運営する子会社の従業員が対象。従業員の約6割に相当する規模で希望者を募り、コスト削減につなげる。
シャープの生産子会社、堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)の従業員に対し、このほど募集を始めた。年齢は問わず、応募者には最大24カ月分の給与を退職金に加算する。専門家による再就職支援も実施する。
残る従業員については液晶パネルの開発部門など、他部署への配置転換を提案する。
液晶パネル事業の苦戦が続くシャープは2023年4月に管理職向けの早期退職制度を導入し、約700人募集した。
23年9月からは55歳以上の一般社員を対象に早期退職を募集していた。応募人数はいずれも明かしていない。
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日経記事20024.07.12より引用