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独シーメンス、1兆5000億円で米ソフトのアルテア買収

2024-10-31 10:31:05 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


シーメンスはデジタル産業事業を強化する=AP

 

 

【フランクフルト=林英樹】

機器・システム世界大手のドイツ・シーメンスは30日、米ソフトウエア大手のアルテア・エンジニアリングを100億ドル(約1兆5300億円)で買収すると発表した。

アルテアが強みを持つシミュレーション解析技術を取り込み、工場の自動化・効率化などデジタル産業事業を強化する狙いがある。

 

アルテアは1985年創業。自動車やエネルギー、半導体企業向けにEDA(電子設計自動化)技術やシミュレーション解析技術を一体管理するソフト、人工知能(AI)サービスなどを提供する。2023年12月期の売上高はその前の期比7%増の6億1000万ドルだった。

シーメンスとアルテアの買収契約によると、アルテアの株主は1株あたり113ドルを受け取ることになる。21日終値の株価水準に対しプレミアム(上乗せ幅)は19%に相当する。2025年中に買収を完了する。

 

シーメンスはエネルギーを手がけるシーメンス・エナジーの保有株を減らし、デジタル産業事業に注力する。

アルテアの買収で同事業の売上高を8%増やせると試算する。ローランド・ブッシュ社長は「リアルとデジタルを融合させる戦略的投資となる」とコメントした。

 

 

 
 
 
 
日経記事2024.10.31より引用
 
 

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