28日、ウクライナのゼレンスキー大統領㊧は英国のシャップス国防相と会談した=ロイター
ウクライナ大統領府は28日、英国のシャップス国防相がキーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したと発表した。
冬場を控えてロシアによるウクライナのエネルギー施設への攻撃懸念が増す中、ウクライナの防空強化について協議した。
シャップス氏のキーウ訪問は就任後で初めて。ゼレンスキー氏は「軍事的、財政的、人道的な支援に感謝している」と英国の武器などの支援に謝意を示した。
英国はウクライナに空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」を供与しており、ウクライナ軍の戦力増強につながっている。
同日にはストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長もキーウを訪問し、ゼレンスキー氏と会談した。ストルテンベルグ氏はウクライナ軍が進める反転攻勢について「徐々に前進している」との認識を示した。
一方、ロシア軍は27日、ウクライナ南部ヘルソン州を砲撃した。ウクライナメディアによると民間人1人が死亡、1人が負傷した。
ヘルソン州の州都ヘルソンはウクライナ軍が2022年11月にロシア軍から奪還した。9月27日はヘルソン市の北東地域にもロシア軍から7発の攻撃があったといい、死傷者などについて確認している。
日経記事 2023.09.28より引用